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動いたら値幅を取る

昨日は、英国とユーロで金融政策の発表がありました。
重要なイベントがあると、発表前は膠着、発表後に乱高下する、というメリハリのある相場になります。発表時間が決まっているからです。サプライズがあったりすると、発表後からものすごい値幅を出すこともあります。高値であれ安値であれ、値幅を出したら、とりあえず「値幅計算する」という作業を忘れないようにしています。

値幅は、1分足でも日足でも、スキャル、デイトレ、スイング共通する見方です。
ユーロドル1分足で見てみましょう。強烈な短期トレンドが出た時は、値幅が取りやすいです。

これはNT計算ですね。
Aが押し目になっているので、押し目を真ん中にします。ただ、結果論でありリアルタイムでは、どの値幅観測ができるかわかりません。ちなみに私は、下記のようにE計算で見ていました。

※値幅観測の基本を知らない方は、「デイトレード手法」のイグジット方法を参考にどうぞ。

そして、注意している点は、「第一波で大損しないこと」です。
第一波は、動き始めてから、押し目をつけるAまでのことです。第一波は、どこで押し目を付けるかわかりませんから、ロングかショートか、難しいです。そして、押し目を付けると第一波ができますから、そのあとの目安になります。(といっても、第二波で勝てるわけではありませんが)

第一波が出たら、すぐに値幅を取るようにしています。
また、押し目ができればチャネルラインも引けます。

昨日のユーロドルは、波が2つありました。

チャネルラインの特徴として、細くて急角度のチャネルラインは長続きしません。太いチャネルなら、緩やかに進みます。チャネル①と②の波がありました。

チャネル①は、移動平均線から乖離。
チャネル②は、移動平均線から乖離せず、移動平均線を上下に挟んで推移。

同じ上昇でも、移動平均線を中心に見ると、チャネル①と②では、違うトレード内容が求められます。相場が動いた後は、「どの場面で」「どうトレードしていればよかったのか」、復習しておきましょう。