チャート分析 PR

1日の高値と安値

その日のトレードを始めようとしても、流れが分からず、さらにチャート分析しても情報が引き出せないことがあります。そうなると、見てるだけになってしまいます。もしくは、惰性でトレードして手ごたえのない結果になるかもしれません。

私も「今日はどう動くのか?」と考えますが、戦略が立てられない日もあります。そんなときは、高値と安値を意識してみるようにしています。下記チャートは、ドル円30分足です。

まず、昨日までの高値と安値をていねいにチェックすることで、1日の中でも必ず高値と安値をつけるとわかります。毎日同じように値幅を出すので、今日も高値と安値を出すはずですよね。

では、今からトレードするとして、高値と安値はいつ、どこになりそうかを考えていきます。さらに細かく考えていくには、1日を3市場にわけるといいです。3市場は、アジア・ロンドン・ニューヨークです。

次は、15分足です。

直近3日間を3市場に分けています。

①アジア
②ロンドン
③ニューヨーク

30分足でもわかりますが、一日中同じ方向に進むことはあまりありません。どこかの市場で高値をつけたら、違う市場で反転することが多いですね。3市場同じトレンドだとしても、必ず押し目や戻りをつけます。今からトレードするなら、前市場の高値と安値をチェックする必要があります。それから、このあとの市場はどっちをつけるのか、意識してローソク足の動きを見るようにします。

そして、ラインを引いたりインジケーターを組み合わせて見ると、高値をつけるには「ここを抜けないとだめだ」とか「このネックラインが節目か」などと、ぼんやりとイメージが出てきます。チャート見てエントリーポイントがすぐに見つかることはないので、このような作業を続けていくことが大切です。その一つの方法として、高値と安値をしっかりと把握するのも有効です。

今は11時ですが、仲値後の10:07につけた109.65円が高値になるのか、ブレイクしてさらに高値更新するのかがポイントでしょう。安値は、オープン価格の7時あたり(109.44円付近)でしょうか。ロンドンとニューヨークで、上か下のどちらかは更新してくる想定です。売買が短期になるほど、直近の高値と安値は重要です。