大統領選とブレグジットが不透明な中、相場もファンダメンタル待ちになっています。ドル円は方向性なく、ポンドも乱高下していますが同じく方向性がありません。
ドル円だと、少しづつ上昇していますが、200EMAをはさんで上下しているのでレンジと見ていいでしょう。この中で売ったり買ったりするのは、難しいです。
ボラティリティのあるポンドドルは、ホールド時間が長くなるほど、難易度が高い相場です。含み益がでても、しっかり利益確定をしないとすぐに反転してしまいます。なぜなら、方向性がないからです。
そんな中、ユーロオージー・ポンドオージーの豪ドルクロスは、上昇トレンドラインが出ています。特に、ユーロオージーは数ヶ月ぶりの高値更新です。
単純に、ロングすれば含み益はぐんぐん増えていきます。トレードとしては、ネックラインを上抜けてロングするだけなので、とてもシンプルで誰でもできるでしょう。
4時間足を見てください。
4か月ぶりに高値ブレイクしたので、それに乗ってロングするだけです。差が出るのは、ユーロオージーを監視しているかどうかです。
なお、ブレイクしないで急落する可能性もあるので、トレードで「勝てるかどうか」は別の話です。エントリー判断の方法という意味では、ネックライン1本しか使わないので簡単である、ということです。
ユーロオージーという通貨ペアを、普段から見ていれば「おいしい相場」になりますし、トレード対象通貨ペアに入っていなければ、それまでの話です。私がトレード対象にしているのは、安定した利益を確保するためです。なぜ安定した利益を確保できるかというと、ユーロオージー、ポンドオージー、ポンドニュージーは、ドルストレートやクロス円と違う動きをするからです。今のように、ドル円やポンドドル、ユーロドル、クロス円も方向性がないときに、逆にトレンドが出たりします。クロス円が暴落しているときに、もみ合いになっているなど、違う動きです。
そのため、ドル円やポンドドルでチャンスが無い時期など、逆にユーロオージーやポンドオージーで大きなチャンスがあったりします。もちろんその逆もあります。毎日のようにトレードする通貨ペアではありませんが、ひとたびトレンドが発生すると、かなりの値幅が出るので、「不定期にチャンスが訪れる通貨ペア」として捉えています。不定期なので、いつ動き出すか分からないのが、やっかいなところです。また、スプレッドが広いのでスキャルピング向きではありません。
豪ドルクロスは、何だかつまらない通貨ペアかもしれません。トレードしたくなる通貨ペアではないかもしれません。
しかし、FXで利益を上げるなら(特にデイトレードやスイングトレード)、一回触ってみても良いと思います。それでも抵抗があるなら、やらないくても良いでしょう。もしトレード対象になるなら、利益を上げる機会が大幅に増えます。今までやったこと無い方は、デイトレードしてみる価値はあると思います。ただ、ロット数は極小からスタートしましょう。どんな通貨ペアでも、結局は「慣れ」です。