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FOMC前にユーロ分析

ユーロの(対ドル)IMMポジションが、買い転換して継続していることは前回書きました。ボリュームは、2011年5月以来の高水準です。円売りも継続しているので、そうなるとユーロ円は一番上昇することになりますね。日足を見ると、いったん止められるポイントにあります。

V波動(V字)のネックラインからちょうど2倍出していて、N波動で見るとNT計算で達成しています。N計算とE計算がまだ出ていないので、まだ上昇トレンドの真っ最中といえます。3か月で1,500pipsも上昇しているので、相場の変動は気を抜くと置いてきぼりになりますね。今日はチャート見なくてもいいかな、なんて思っていると、トレンドから自分だけ置き去りにされるイメージがわきます。そうならないよう、1日に何度も定点観測する必要があります。この1,500pipsの上昇幅で、良いトレードがどれ位できたか、考えてもいいと思います。スキャルピングでもスイングトレードでも、日足のような大局は絶対におさえておくべきです。

ユーロドルも引き続き見てみましょう。4時間足です。

結局、昨日1.1700を上抜けましたね。ただ、ブレイクするまでの期間が早かったのか、抜けたのもつかの間ですぐ急落しています。Aで上ヒゲになりました。こうなると、Bと同じ波が想定できます。Bは約1か月間で、昨日と同じように上ヒゲがありますね。

これをAに当てはめると、次のようになります。

1か月間レンジになるわけではありませんが、もしレンジが続けば、この四角が目途になるでしょうか。トレンドラインも下からきているので、何かしら方向性は出るかもしれません。このトレンドラインは、200EMAと同じ角度ですので、そこそこ機能するイメージを今から持っています。15分足をみてみます。

上ヒゲになり、ネックラインまで急落したのですが、このネックラインでしっかり反発しています。移動平均線がパーフェクトオーダーになり始めましたので、これは注目でしょうか。2時間後にFOMCがあるので、ネックラインと移動平均線がどうなるか、明日は追っていきたいと思います。

ちなみに、1.1700を上抜けたときの1分足をスキャルピング目線で見てみましょう。

個人的には上下に振られてトータルで負けましたが、ユーロドルにボラティリティが出るのはうれしいことです。しばらくの間、ユーロドルにボラティリティが出てじりじりトレンドではじめたとき、ゾーン②から本格的に入ろうかなと思います。このブレイク時の値幅や波が、FOMC後の明日以降続くかどうかです。波が変わればまた観察し、1分足のローソク足の長さなどチェックしておきます。