チャート分析 PR

ユーロドル|ストップがネックラインに

ユーロのオーダー状況を見たのですが、1.1280にストップロスが設定されています。4時間足で見ると、次のチャートです。

チャートの一番上にストップがあり、あと気になったのが、AとBのNYカットオプションです。1.1200および1.1250で、「大きめ」のようです。普段ならオプションは気にしませんが、今回はチャート的に急騰してもいいポイントです。上記チャートでも三角もち合いになっていて、下降トレンドラインを上抜けるとオプションがあり、その上にストップがありますので突破口になる可能性があります。

ストップの1.1280は、どんな意味があるのか、週足で見てみます。

Aが現在値なのですが、週足で見ると強いネックラインになっています。ブレイクしてもおかしくないですね。きっかけがあれば、数百pips急騰してもテクニカル的に違和感はありません。そのきっかけになるかもしれないのが、来週6/8のECB理事会でしょうか。

2014年は8か月で、約3,000pips下落しました。下落要因は、ECBの金融緩和です。その金融緩和が、まさに縮小されるか議論の的になっています。テーパリングですね。アベノミクス終焉でもありましたが、日銀の追加緩和に限界がきたとき、ドル円は暴落しました。今回はその逆になります。

6/8のECB理事会で、
金融緩和継続が示唆されればユーロは売り、
テーパリングが示唆されればユーロは買い、

この構図が今の流れです。
個人的には緩和継続示唆でユーロの爆上げは無いと考えているのですが、予想しても意味ないですからね。ファンダとテクニカルが、同じ上方向をむいたら爆上げになるでしょう。そんなチャートをしています。

あと、IMMポジションもユーロ買い越しになって3週過ぎています。

買い越し額が増えている点が、ユーロ買いの期待でしょうか。
4時間足にもう一度戻ります。

フィボナッチは、上昇が強く意識されています。
23.6%で1回反発、その後38.2%でしっかり反発しています。高値も切り下げているのですが、上げる準備は整ってきたと言えるでしょうか。ただ、強い節目だけにここで上抜けできないと、数百pipsは簡単に下げます。

通貨変動はユーロ単体ではなく、対ドルなので、雇用統計→ECB理事会→FOMCと見ないと駄目ですね。最低限、チャートの環境だけは、頭に入れておきたいです。ここを抜けたらこうなりそう等、様々なパターンを考える事で、次のトレードができる気がします。