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ドル円|ライン分析で似た環境

金曜日のイエレン議長の「3月利上げは適切」という発言で、来週のFOMCで利上げがほぼ確実になりました。ただし、ドル円は下落してNYクローズしました。噂で買って事実で売る、まではいきませんが、期待が織り込まれていただけに、材料が出尽くした印象です。イエレン講演の高値から100pips下落し、週末による手仕舞いが上回った、などと書かれていますが、この3日間はじり高に苦戦させられましたので、最後に下落してちょっとみすかされた感じです。

さて、テクニカル的にドル円を見てみます。チャートは、NYクローズした時点の15分足です。

黄色の丸が、NYクローズしたポイントです。気になるのは、3本のトレンドラインです。トレンドが発生すると、トレンドラインは角度をかえて3本引けましたね。3本の移動平均線と角度が同じトレンドラインが3本引けます。ぴったり同じ角度は取れないので、おおよそで考えています。

Aは、25EMAと平行
Bは、75EMAと平行
Cは、200EMAと平行

Cを下抜け、ローソク足が200EMAより下ですので、この上昇トレンドは明確に終了しています。では、ここから下げるかというと、そこまでは分かりません。まだローソク足のモミ幅が足りないですね。移動平均線が3本収束したら、レンジです。そのあとのブレイクを見る必要があります。もし上なら、新しいラインを引く必要があります。昨日までのトレンドは終了しているので、新しいトレンドの流れを見つけるという事を頭に入れたいです。

もし下落なら、昨日までの押し目やネックラインがサポートラインになります。このような、トレンドが終了してこの後どうなるかな、という相場はたくさんありますね。特に、パーフェクトオーダーが反転してローソク足が200EMAの反対側にいく場合です。まさに、今のような状況です。

上手くなるには、何度も同じような相場を経験するしか無いのですが、同じような相場だと気付かなければ駄目です。「またこれか」っていうパターンを増やす事が大切です。そのために、日々分析するのですね。

2週間前にあった似たような相場を見てみます。

ABCのトレンドラインの角度が同じで、黄色の丸の箇所は、昨日のNYクローズと同じ環境です。ABCのトレンドラインと200EMAを下抜け、モミ幅です。結果的に、黄色の丸のポイントのあと、上にブレイクしています。これは、イエレン発言によるものです。

昨日もイエレン議長の影響ですし、テクニカルも似たような環境で面白いものですね。

明日以降という事ですが、何かしら、基準となる値幅が取れるまではニュートラルです。2週間前のように、チャネルラインがとれるようになればわかりやすいです↓

上昇ならトレンド回帰、下降ならトレンド転換です。スキャルピングなら、短期の波やパターンを見つける、ブレイク時は順張り、オーバーシュートしたら逆張りする、先週はマイナスなだけに、改めて気を引き締める思いです。