チャート分析 PR

演説後のドル円

トランプ大統領の議会演説が終わりました。内容は、マーケットが織り込んでいた内容にとどまり、次の焦点は今月の利上げになります。昨日のNY後半から、利上げが現実的になってきて明後日のイエレン議長講演の期待からドルが買われているようです。

ドル円ですが、今日のトランプ大統領演説で下落しなかったのは、大きな支えになりそうです。4時間足です。

下段からたった1日で中段を通過、上段に入ろうとしています。しかし、Aがレジスタンスですので、このあとNYで上抜けできるかどうかです。4時間足レベルで、上段にてローソク足が確定すると上昇トレンドは強そうです。

15分足で見てみます。

今日の演説で、Aが完全に押し目となっていますね。演説終了後、上にだらだらと走っているので、上か、と思いました。大統領の演説は、マーケットが注目していただけに、チャート的にもトレンドがスタートする起点になるかもしません。気になったのは、昨年大統領選挙11/9のチャートと似ている点です。そのときの15分足を見てみます。(かなり縮小していますので2週間分です)

トランプ氏が当選確定すると、Aのレジスタンスラインを上にブレイク、Bで一時的にモミますが、Cで押し目を確実にして、そのまま上昇トレンドに入っています。現在は、パーフェクトオーダーになっています。移動平均線が急角度なので押し目はつけると思いますが、だらだらと上げていて、安易な逆張りは注意します。昨日の高値安値幅と、今日の高値安値幅がほぼ同じ数字です。

今日はひとまず上値は達成でしょうか。114.00円は節目になります。この後は、デイトレードでポジションを取るより、スキャルピングで細かく取っていくトレードをやります。デイトレードだと、15分足レベルで判断するのでポジションを取るまでに、深夜になってしまいますからね。それにしても、押し目が無いのが難しいところです。個人的には、EUR/USDの方が押し戻しがあってポジションはとりやすいです。