チャート分析 PR

トレンドの80%がレンジ

豪ドルが、2か月以上にわたり上昇しています。
オージー円の4時間足を見てください。平均足です。

チャート下部のRCIは、検証中で表示しているので深い意味はありません。価格は大きく安値を切り下げることなく、綺麗に上昇しています。ただ、トレンドが緩やかなので、どこで値が走り出しているのか、分かりにくいかもしれません。平均足だと、陽線が連続している箇所を見れば、トレンドと分かります。陽線が連続した箇所を、囲ってみました。

高値を更新したトレンドは、7つあります。どれも、陽線が10本前後とそろっています。1本が4時間ですから、10本だと40時間です。2か月でトレンドが出たのは7箇所で、1回のトレンドが継続した時間は、いずれも40時間前後です。あとはレンジということです。このトレンドのうち、約80%はレンジで、トレンドはわずか20%にすぎません。

これをどう捉えるかが大事です。

いつも上昇を期待してロングしていると、なかなか上げず、負けが多くなるのは必須です。レンジからトレンド回帰するまで待てば、少ないホールド時間で高値ブレイクした時の利幅が取れます。レンジは長いもの、と理解しているかどうかです。

通貨ペアとトレンドにより、波は違いますから全てのトレンドがこうなるわけではありません。しかし、トレンドは一瞬であり、レンジの方が長いのが分かりますね。私は、4時間足でトレンドかレンジかを観察し、パーフェクトオーダーが出ているトレンドなら、15分足でタイミングをはかってエントリーします。

今がトレンドかレンジか、という把握はとても大事です。全体に対してわずかしかない「利幅が出るトレンド」を取るためにも、レンジ相場をしっかり理解することが大事です。今回のオージー円のトレンドでは、トレンド2割レンジ8割です。