ナンピンで儲けるには「びびらずに入る」こと
トレードでは、ナンピンをよく行ないます。FXだけでなく、日経先物でも活用しています。FXでは、スキャルピングのとき、ブレを平均化させる目的で分割エントリーを行ないます。これも広い意味でナンピンと言えるでしょう。
一方、日経先物の方は、最初からナンピンを前提としたトレードを組み立てています。株では、長期的に上昇の圧力がかかるので、それを前提に含み損でも損切りせずに耐えたり、段階的にナンピンをすることは、立派な戦略として成立します。ただし、「買い増し」「買い下がり」と言えば聞こえはいいですが、計画的なものでなければ、相当なリスクをかかえ破滅を招く資金管理なので注意が必要です。
ナンピンでは、事前に決めておくべきことがたくさんあります。どの値幅間隔で買い増しするのか、イグジット・損切りする価格や枚数など。値ごろ感でナンピンしていると、リスクを積み増すだけのトレードになってしまいます。
重要なことは、全てのポジションをイグジットしたとき、トータルで利益が出ているかどうかです。含み損だけ抱えて、結局利益はゼロでは全く意味がありません。そんな「ハイリスク・ノーリターン」のトレードをしていると、いずれ痛い目にあいます。
そして、私が強く感じているのは、ナンピンで儲けるなら「びびらずにしっかりエントリーすること」です。これまでトレードしてきて思う事は、これに尽きます。どんなに含み損を抱えても、計画したとおりにポジションを積み上げていかなければ、ナンピンの優位性は発揮されません。中途半端にナンピンしていると、イグジットも適当になりがちです。
直近で失敗した例を見てみます。
下記チャートはドル円15分足で、1でショートしました(159.50円)。50pips上昇するごとにナンピンする予定でしたが、2にきたとき(160.00円)にビビッて売り増し(ナンピン)できず、3(160.50円)でも売り増しできませんでした。
結局、そのあと1の価格に戻ってきたのですが、ナンピンしていなかったので利益はゼロでした。1で建てたポジションは-100pipsまでいったのに、利益がゼロなので「ハイリスク・ノーリターン」のトレードです。これでは期待値マイナスですから、同じようなトレードをしていると、いつか必ず大損することになります。
ナンピンするなら、ビビらずにしっかりとエントリーしないとダメだという教訓を、改めて実感できたトレードです。ナンピンをするなら徹底してやるべきだということです。建値を有利にし、反転したときいっきに儲けないといけません。ナンピンした後の逆行が怖いなら、そもそもすべきではないのです。
もちろん、損失を少なくすることは大事です。しかし、リターンを最大化するトレードも必要であり、ナンピンはその一つの手段です。適切に使えば強力な武器になります。事前の計画と、ビビらずに実行できるロットと資金管理が重要なのでしょう。



