フィボナッチの組み合わせ|リトレースメント+ファン
ライン分析は、水平ラインだけ、トレンドラインやチャネルラインのように斜めのラインだけでなく、横と斜めの2種類のラインを引くことが大切といつも書いています。2つが交わる箇所が、節目になりやすいからです。節目とは、強いサポートやレジスタンスになるポイントです。
2種類のラインは、フィボナッチでも引くことができます。2種類のフィボナッチを引くということです。今回は、次の2つを引いてみます。
①フィボナッチ・リトレースメント
②フィボナッチ・ファン
ポンドドルの1時間足で見てみましょう(下記チャート)。Aがトレンドの出始めの高値、Bが安値です。AとBを起点にして、まずフィボナッチ・リトレースメントを引きました。Cが50.0%になり、半値戻りのポイントになりました。リトレースメントは、水平ラインと同じ役割になります。
半値戻りは、それだけでも戻りポイントになる可能性があります。ただ、根拠が一つなので強くはありません。そこで、フィボナッチ・ファンを引きます(下記チャート)。ABCは、上記と同じ箇所です。フィボナッチ・ファンは、高値と安値を結び、トレンドラインの角度をフィボナッチ比率で算出します。斜めのラインと同じ役割になります。
今回は、Cが61.8%の角度になりました。リトレースメントとファンの両方を引いたチャートが下記です。Cが、リトレースメントの50.0%、ファンの61.8%で交わるポイントなので、根拠が2つになり強いレジスタンスになりました。
ただ、メジャーなフィボナッチ比率は、「23.6%、38.2%、50.0%、61.8%」と4つあります。いろいろな箇所で、毎回違う比率同士のリトレースメントとファンが交わるので、どの組み合わせが強い節目になるという決まりはありません。今回は「リトレースメント50.0%+ファン61.8%」になりましたが、「23.6%+50.0%」もあれば、「61.8%+61.8%」などあるわけです。
※「リトレースメント61.8%+ファン23.6%」など、2つが交わらないポイントもあります。
このように、リトレースメントとファンを、水平ラインと斜めのラインとして活用することもできます。フィボナッチは、トレンドが発生した時に有効なので、トレンドの時だけ使ってください。
なお、1分足でも使えます。
下記は今週のドル円1分足です。Aを上昇トレンドの始めとし、Bをいったんの高値とします。そうすると、リトレースメント23.6%とファン50.0%が交わるポイントがCとなりました。
実践では、2つが交わるにしてもそこが押し目や戻りになるかはわかりません。ただ、「2つが交わるポイント」と認識しておくだけでも、可能性を意識することができます。Cにぶつかったからすぐにエントリーするのではなく、上げ始めたらエントリーするのが良いでしょう。
リトレースメントもファンも、まだトレンドに乗っている最中とわかれば、トレンドフォローもしやすいと思います。トレンドは、「①第1波→②もみ合い→③トレンド回帰して第2波」の順番です。リトレースメントとファンの交わるポイントからトレンド回帰すれば、③を想定できますから、判断しやすいということです。使ってみてください。



