ブログを見返していたところ、5年半前の下書き(自分用のメモ)がでてきました。内容は、今のトレードを続けていると、最大ドローダウンがどれくらいになるのかを計算したものです。
ここでいう最大ドローダウンとは、一時的な損失額の大きさです。1回のトレードで確定した大損かもしれませんし、含み損かもしれません。ナンピンしたり何週間も含み損に耐えて、ノーポジションにするまで計上した損益額の場合もあります(一般的にはピーク資産からの最大落ち込み額や幅)。

5年半前の下書きでは、次のように書いていました。
※トレードは最大ドローダウンは300万円はみておく、という内容です。
基本的に自分はトレードが上手ではない。だから初期ロット5万通貨でどれ位の最大ドローダウンになるかの想定。
【前提】
①損切りが連発する時期は必ずある
②その時のドローダウンを計算しておく
③普段の損切り額×10倍は数か月に1回出る
④数万円の損切りは日常的
⑤-3万位はよくあるとすると大きめの損切りはその10倍の-30万
⑥数年に1回は最大ドローダウンがある
【結論】
⑦-30万×10倍の-300万が数年に1回の最大ドローダウン
つまり、
今のトレードをしていると、潜在的なドローダウンは-300万円くらいはある。トレードするたびに、-300万円の潜在的なリスクをかかえる。潜在的なリスクはいつか顕在化する。
勝てると思うならロット張ればいいじゃないか、と言う人もいる。しかし、潜在的なリスクを心に抱えているので、見えないプレッシャーがある。これはドローダウンを経験したトレーダーじゃないと理解できない。
と、5年半前にここまで書いてありました。記事をアップすることなく忘れていました。
最大ドローダウンを-300万円の想定にしていました。確かに、昨年の介入で最大ドローダウンは-300万近くまでいきました。
※損益の記録は「2024年5月まとめ -39.2万」
介入時は全く考えもしませんでしたが、5年半前に書いたとおりのドローダウンです。運用しているFXの証拠金は1000万円ほどです。この資金の範囲内だと、張れるロットや耐えられる含み損などの限界を超えると、-300万円になるのだと思います。
では、-300万円以上になるかというと、ならない気がします。
-200万円を超えてきたら、諦めて一部損切りをしたり、両建てするなどして含み損ポジションのロットが増えないように調整し始めるからです。方張りの連続ナンピンで、莫大なロットを持つわけではありません。1000万円という資金だと、そのような資金管理や心理状態になるのでしょう。
今後も、運用資金1000万円のままトレードしていれば、数年に一度は-300万円前後のドローダウンがあるかもしれません。この潜在リスクをプレッシャーと捉えるか、前向き捉えるかは自分次第です。今書いていて正直な気持ちは、最大ドローダウンはたったこれ位か、と前向きに捉えています。それ以上に、日々のトレードで、コツコツと確定利益をためておこうと思えます。今のトレードを守っていれば、-300万円はあったとしても、FXで破産することはないのだな、と思うからです(-300万円を短期で何回もやれば今の資金は枯渇するのですが)。
損失額の上限がわかることで、がぜんモチベーションが上がるのは、わたしのリスク管理が足りないのでしょうか。トレードの恐怖は、エントリーした瞬間に損する可能性が常にあることと、トレードを続けている限り、莫大な損失が出るかもしれないと思う点です。最大-300万と考えると、意外と気楽になります。能天気で投機トレードを正当化しているのかもしれませんが。また、想定が悪い方向へ外れる可能性もあります。
どちらにしても、FXをやる限り最大ドローダウンを計算し、資金管理やトレード方法を見直すのも必要と思います。人生一度しかない資産運用の方針になりますから、定期的に行ないたいと思います。資金管理は極めて重要です。