先週のジャクソンホールで、ドル円は下落しました。その下げ方が、短期売買には良い形だったので見ておきます。「良い形」といっても私にとってなのですが。どんなチャートであれ、人によってやりやすい相場、やりにくい相場はあると思います。万人が勝てるチャートに形は存在せず、自分にとって経験値になれば良いでしょう。
そのパターンを覚えておき、同じような相場がきたときに対応できれば良いのです。同じような相場は必ずやっておきます。要するに、勝ちパターンを増やすということです。
まず、ドル円の1時間足を見てください。
1時間足では、先週の初めから移動平均線がパーフェクトオーダーになっていた点が重要でしょう。月曜から木曜までパーフェクトオーダーのままジャクソンホールをむかえたことです。Aが戻り高値で、高値を切り上げることなくジャクソンホールに入りました。
5分足で見るとわかりやすいです。
下記Aは1時間足と同じ箇所です。
Aのときは1時間足で下降トレンドですから、流れは下です。
ジャクソンホールで上昇すれば、下降トレンドは否定されますから、トレードはやりにくかったかもしれません。逆に下落すれば、月曜からの流れが継続ですから安値更新に向かって下げ幅を出してくるイメージができます。
実際に下げたので、あとは1分足(下記)で、短期的なN波動をイメージしてトレードできます。
デイトレならショートポジションをホールド、スキャルピングならショート回転をすれば良いでしょう。今回は、1時間足がすでにパーフェクトオーダーだったのがポイントです。それまでの流れが継続しただけですが、それがショート中心のトレードをする決定打になります。
トレードは、エントリーの自信が持てるかどうかが大事であり、その根拠をチャートから読み込んでおくということです。
1分足の値動きは、難しいものではありませんしよくあるN波動です。こういった値動きと勝ちパターンの数を増やしておくのがデイトレーダーの仕事ではないかと思います。