トレンドが発生しているかどうか、パッと見で判断するときは、4時間足を使っています。特に、平均足でパーフェクトオーダーのときは、トレンドと考えていいでしょう。
私が監視している主要10通貨ペアでは、現時点でユーロドルだけパーフェクトオーダーになっています。他の通貨ペアは、4時間足レベルで3本の移動平均線の向きがバラバラで、もみ合いゾーンに入っています。ユーロドル以外、すぐにトレンド発生とは考えにくい状況です。
ユーロドルの4時間平均足を見てください。
先週までもみ合っていましたが、昨日の下落でパーフェクトオーダーに回帰しています。4時間足だけでいうと、ユーロドルが一番キレイなパーフェクトオーダーだと思います。
ネックラインは、1.1000なので、分かりやすいですね。
ただ、昨日の下げ方を見ると、リクイディティ(流動性)が無いですね。ユーロドルが活発に売買されている値動きに見えません。
昨日の1分足を見ると、経済指標(ユーロ圏とドイツのPMI)の数値が悪化して下げましたが、じり下げです。
そこまで重要でない経済指標で反応した後、じりじりと下げる相場は、他の材料が無い時にでる印象です。これは経験則でしかないのですが、こういうときは、1分足で高値と安値をキレイに切り下げるので、逆張りは要注意です(上げた時はじり上げに注意)。
アベノミクス前のユーロ相場では、このようなじりじり相場のユーロドルとユーロ円で、相当負けてきたので、よく覚えています。逆張りで負けるとき、いつもこんなじりじり相場でした。
反転するポイントにくるまで、とにかく下げ続けます(上昇は上げ続ける)。斜めと横のラインやチャネルラインを引いたり、値幅を取るなど、ライン分析する重要性を覚えたのも、このような相場です。ラインにあたると、じり下げしてきたローソク足が、くるっと反転する面白さを覚えました。
どんなにじりじり相場でも、反転したところを後でライン分析すると、何かしらのラインに当たっていることが多かったです。そうやって覚えてきました。
これからユーロドルが下降トレンド回帰するかは別として、1分足のスキャルピングをやる時でも、しっかりラインを引くことで、反転するポイントを見つけるだけでなく、プライスが走り出す順張りにも生かせます。どの時間軸でも、ラインを引くのは基本です。
トレードは、経験して場数を踏み、自分だけの知恵を蓄積していくことが重要です。そうすると、トレードの引き出しがどんどん増えていきます。勝つためのアイデア、負けないためのアイデアなど、増やしていきましょう。