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対中関税25%引き上げでギャップダウン

トランプ大統領が、対中関税を現在の10%から25%に引き上げる表明をしました。ドル円クロス円は下げ圧力ですね。今朝、ニュースを見る前にチャートを立ち上げてギャップダウンを見たので、何事かと思いました。

クロス円全般見事なギャップダウンですが、なかでも中国の影響を受ける豪ドルが一番下落しています。仲値直後に、オージー/円は先週のクローズ価格より120pipsも下げて安値付けました。オージー/米ドル、オージー/円は、下抜けできなかったポイントを、この影響で一気に下へ突破しています。

オージー円の日足です。
何度も反発していた、77.50円を下抜けています。

年初のフラッシュクラッシュ以降、77.50円がサポートラインになっていました。今朝のギャップダウンで大きく下抜けていますね。このチャートでは分かりにくいかもしれませんが、これだけ窓を開けるのは、今年初めてです。フラッシュクラッシュとは、また違った様相ですね。

77.50円は、さっそくレジスタンスラインにロールリバーサルしています。1分足を見てください。

Aは、さきほど7:50~8:50です。
77.50円で抑えられているのが分かります。1回目のネックラインタッチは反落です。これで、テクニカル的には77.50円が強いレジスタンスラインになるでしょう。あとは、マーケットが米中貿易をどう解釈するかでしょうか。長期的に売り圧力となるか、一過性の下げならフラッシュクラッシュの後のように切り返すV字もありえます。

統計的には、窓は埋める確率の方が高いのでしょうが、今回はトレンド方向へ窓開けしています。さらに、ネックラインを下抜けしています。下降トレンドで上側にギャップアップするのとは、わけが違うので、(もしロング目線なら)欧州から下げてきたら注意した方がいいかもしれません。大局を把握しつつ、15分足や1分足でローソク足の動きを見ることが重要です。上位足と下位足は、必ずセットです。