ネックラインが引ける節目では、一時的にでも反転する(反落/反発する)確率は高いです。ただ、トレードする上では、どのように反転するかが重要です。昨日のポンド円も、ネックラインで反発しています。反発の仕方を見てみましょう。
まず、4時間足です。
Aが高値、Bで反落してしているので、意識されている節目です。ネックラインがひけますね。そのため、Cでも何かしら反応する可能性が想定できます。普通に下落してくれば、一時的に反発すると考えて良いでしょう。
重要なのは、反発の仕方です。ネックラインに当たったとき、・1回で反発するのか、
・V字回復なのか、
・ダブルボトムか、
・一度下へ抜けてから急騰するのか、
このように、いろいろなパターンがあります。結局、分からないですよね。そこで、私が基本として考えているのは、「節目は一度で反転せず、何度かブレイクをトライする」、ということです。シングルボトムではなく、ダブルボトムやトリプルボトムになるのが基本ということです。
4時間足のCのポイントを、15分足で見てください。
黄色の水平ラインは、4時間足と同じ価格帯のネックラインです。昨日の15時と23時に、2度ネックラインをつけています。結果、ダブルボトムになっています。ネックラインに近づいたときに、「ネックラインにあたったらすぐに反転する」と考えていると、2回目の底をつけてきたときに、迷ってしまいます。そうではなく、レートは2度つけてくる、と考えていれば混乱しないです。
節目付近ではもみ合うというのを基本として考えておくといいでしょう。
スキャルピングなら、数分の話なので結局どちらへ抜けようが関係ないです。しかし、デイトレードだと数時間先まで予測する必要があります。その次の市場まで考えた方がいいですね。
たとえば、15時のヨーロッパタイムでネックラインにあたったら、次の23時ニューヨークタイムまで様子見するとかです。様子見でなくても、24時間を3つ(アジア、ヨーロッパ、ニューヨーク)に分けたときの2つの市場をまたいで底値圏を作る可能性です。
15時台のもみ合いを1分足で見ると、次のような形です。
ネックラインを下に抜けています。
ただ、上位足では下ヒゲになるので、1分足や15分足だけで判断してはいけません。下位足でブレイクしても、反転し、上位足でヒゲになる想定もしておきます。
私が初心者の頃は、ネックライン付近で何度も往復びんたをくらっていました。負けパターンだったので、天底は注意しています。下位足から上位足まで、しっかり見ることでしょうか。視野を広くするよう意識しています。