トレードスキル PR

デイトレードのプロセス

昨日の24時前後は、月末のロンドンフィックスでそこそこ動いていたようですね。このような要因にも注意をしたいですね。今回は、先週の金曜日のポンド円デイトレードです。

まずは相場をどのように見ていたかです。15分足です。

トレードしたのは、白い丸の箇所で時間は15:00~18:00です。最初に見るのは3本のEMAの向きですが、先週から下向きになっていた200EMAの向きが水平になっています。ローソク足が200EMAより上か下かというのは大事でした。金曜日は23.6%が水平でEMAをはさんで上行ったり下行ったりしていますので、トレンドは出ていません。

また、25と75も200に集まってきていて、3本が収束しています。ローソク足で三角ゾーンを作ってみると(黄色のライン)、3本のEMAがゾーンの中に収まります。高値を切り下げ、安値を切り上げながらEMAの3本も収束しています。

このような時は、まさに揉み合い相場です。次に、トレンドが出たら上か下にどちらかに値幅を出します。ブレイクした方向についていく戦略でも間違っていないですね。ただし、ブレイクしてすぐに飛び乗ったりするのではなく、ブレイクした方向の一時的反転を待つのがベストです。なぜなら、ブレイクしたとしてもダマシの可能性があるからです。

1.上にブレイクしたら押し目を作るまで待つ
2.下にブレイクしたら戻しを待つ

順張りの場合は上記が基本となります。当たり前の事ですが、トレードをやりたくなるとポジションを持ちたくなって我慢できない欲は抑えないといけません。今回は下にブレイクしました。では、1分足でその時の状況を見てみましょう。

三角ゾーンの下のラインはサポートラインと同じですので、サポートライン割れとなります。かなり強いブレイクでした。16:50です。その後、17:30に経済指標がありここで絶好の戻しポイントとなりました。収束していたEMAの25と75が下向きに角度を出してきて、三角ゾーンを下にブレイクしました。

そして、サポートラインがレジスタンスラインになって跳ね返りました。この時、指標に入る前から25が下に行こうとしているのに気付くことが重要です。かなり急激な角度で下に向きながら指標に突入しています。さらに、75もほとんど同じポイントで下に向き始めています。下向きの25と75の2つの壁があるわけですね。ローソク足がぶち破ってここから上にトレンドを出すには、かなりの力が必要です。

また、トレンドラインが裏からタッチしてレジスタンスラインになっています。壁が3つです。そして持ち合いブレイク後の戻し、200より下の位置での戻しなど、下にいく確率がかなり高いです。根拠が何個もあるわけですね。指標発表後にすぐにショートしたわけではなく、5分間は様子見をしました。トレンドラインを逆からタッチして下に走るのを確認してからエントリーしました。

根拠をまとめてみます。

1.持ち合いに相場からトレンドを出す可能性
2.サポートラインを下にブレイク(=三角持ち合いブレイク)
3.水平の200より価格が下
4.25と75が下向きである
5.特に25は完全に下でローソク足も陰線続き
6.トレンドラインを裏からタッチ(=レジスタンスライン)
7.25と75とレジスタンスラインの壁が3つ同時

根拠はたくさんありますので、このような時にエントリーできるかだと思っています。100%の勝率は無理ですので全勝は無理ですが、これで損切りになるのであれば、逆に期待値のトレードになるはずであり、ストレス無く損切りできると思います。

ここまで根拠があるのだから、負けたら仕方ないと思えます。絶対に下げるはずだからと何度もショートで攻め続けると全敗しますね。少し長めにホールドしようとする時は、EMAとローソクの位置関係をよく見ています。