チャート分析では、エントリータイミングを見つけようとすると、難しいものがあります。まずは、大局を認識し、それから「どこでエントリーするか」のタイミングをはかっていきます。チャートを開いて分析するとき、シンプルに次の2つをやるといいかもしれません。
①トレンドとレンジを把握すること
②ストップロスを知ること
トレンドかレンジか、その日の目線が決まればOKです。横と斜めのラインを引きますが、どう機能するのかわかりません。そこで、ストップロスを調べて、それをネックライン代わりにします。そのストップロスで、価格がどう反応したのか、次の日にチェックしてください。これが簡単なチャート分析方法です。
結局トレードは、次の2つのポイントを見つけるだけです。
・価格が止まるポイント
・価格が動き出すポイント
相場の流れは次のとおりです。
・ストップロスに向かって動く→ストップロスで止まる
・ストップロスで止まっていた→ストップロスから動く出す
現在の相場で見てみましょう。
オージー円の4時間足です。
長らく上昇トレンドが出ており、今週はトレンドの小休止です。もみ合いなので、短期的には方向性がありません。これだけで、大局がつかめます。では、ストップロスがどこに入っているか、水平ラインを1時間足で引いてみます。
17時時点のヘッドラインでは、3本のストップが確認できました。今のロンドンタイムは下向きですから、80.20円で反発するかどうかがポイントになります。
トレードスキルを上げるために、あとは実際にポジションを持つことでしょうか。1000通貨くらいの極小ロットでいいので、ネックラインと見立てたストップロスで、実際にどう損益変動するのか体感することが大事です。これで、トレードが体感できます。
簡単なチャート分析は、数分もあれば終わります。とにかく大事なのは、どんなに時間が無くても、簡単でいいですからチャートを追いかけることです。そのためには、チャート分析が必要です。練習用にポジションを持つなどして、トレードに没頭しましょう。