本格的に相場参加者が少なく、ブレイクしても売買が活発にならないですね。このまま夏枯れ相場も考えられますので、8月いっぱいは続くかもしれません。相場が動かない時は全員同じ条件ですので、自分だけ稼げないと焦らずに次の中長期トレンドがくるまでは待ちましょう。
さて、3通貨の中長期チャートをチェックしてみます。
AUD/USDの1時間足を1ヶ月分です。
下落トレンドですね。トレンドラインの角度を2回傾けている最中です。今日中にトレンドラインを上抜けないと下向きの三角もち合いになりそうです。
GBP/USDの1時間足1ヶ月分です。
この1ヶ月は1日に1回は上下どちらかにブレイクしていましたが、ここ1週間はブレイクせずに完全なフラッグ型の持ち合いです。1ヶ月の期間でみると三角もち合いです。このまま値幅が少なくなって三角内に納まってくると、ブレイクした後は大きく動く可能性が高いです。
EUR/USDの1時間足1ヶ月分です。
下落トレンドですが、戻し幅と下落幅がきれいです。3つのゾーンは全て同じ値幅です。今日中に中段にくるのか、それとも下段に下げてトレンド継続するのか注目です。現在は、完全な下落トレンドです。材料難の中でドルの利上げ期待によりドルが買われています。ユーロは特に買う材料がないため、大幅下落はしないものの上がる理由がない状態です。
ここで今一度、ショートカバーを忘れないようにしましょう。3月から4月にかけて、何度も一時的急騰があったのを覚えていますか? 下落トレンド中は、ショートポジションが溜まるとそれを吐き出しながら下げていくのが相場です。今みたいにじりじり下げている反動は大きいと思いますので、第五ゾーン抜けや20分~30分で200pips上昇なども有り得ます。
特に、ドル買い否定、ユーロ売り否定のダブルで条件が揃うと、3月から4月の上昇よりさらにきつい上げも想定できます。相場が薄いとヤバイですからね。中長期トレンドはスキャルピングに関係ない事はありません。流れが分かっていると、どこでロスカットすべきか、節目を何回ブレイクしているか、このトレンドはブレイク後の発生したものかなど、いろいろ見えてきます。短期で勝負するなら、中長期は頭に入れておくのは基本です。