為替相場だと、ひとたびトレンドが発生すると、数ヶ月続くものととらえています。1年の中でも、トレンドが発生している通貨ペアは必ずあります。それが6か月続けば、毎日トレンドフォローすると、6か月間は目線は合うことになります。そうすると、トレードで勝つ確率は格段に上がるでしょう。目線が合えば、あとはタイミングをはかるだけです。ですから、トレンドが発生している通貨ペアを探すことに意味があるのです。
さて、おとといのユーロ円でブレイクの定義について書きました。
そのあと2日間で、日足がどうなったか、見てみましょう。
意識されたレジスタンスラインの上で、空間ができてから、上げ幅を拡大しました。もちろん結果論ですが、トレンドが発生したら、それに乗るしかありません。今のドル円も同じです。そろそろ下げるだろうと、値ごろ感で逆張りショートすると痛い目に合います。
ところで、トレンドが発生すると、どれくらい続くでしょうか。長期トレンドだと数年はあります。しかし、日々トレードする上で、年単位の長期トレンドだと長すぎるのであまり考慮していません。最初に触れたように、数ヶ月の中期はとても意識しています。また、トレンドが出るとそれくらい継続します。
ユーロ円も、直近1年間のうち、半年は上昇トレンドが出ていました。
下記ご確認ください。
ドル円も、今年の前半は、3か月の上昇トレンドが発生していました。
通貨ペアにトレンドが発生すると、3か月単位でとらえるといいかもしれません。3か月、6か月、9か月、1年です。3か月だと四半期ですし、季節も春夏秋冬で4つで分かりやすいです。
トレンドがどれくらい続き、いつ終わるのかなど分かりませんから、予測することはしません。大事なことは、トレンドが出ていると発見したら、トレンドが終わるまで「それに乗ること」です。あとでチャートを見返して、「トレンドフォローしておけばよかった」と後悔することはよくあります。
確かに、今がトレンドなのか、そしてトレンドがいつ終わるか分からない中、トレンドフォローするのは難しいです。それは、経験するしかないですね。あとで見返して後悔し、トレンドに乗ることに大事さを痛感します。それを経験値にできるかどうかは、日々のチャート分析をきちんと行なっているかどうかによります。あの時自分は何を考えていたのか、今の相場と答え合わせをするのです。
1分足や5分足など、今トレードする時間軸は重要です。トレンドが発生している通貨ペアを見つけ、上位足を把握することが、トレードで勝つ前提です。数ヶ月単位でトレンドが発生している通貨ペアを見つけてみてください。ドル円クロス円は、「もしかしたら」大きなトレンド発生かもしれませんし、違うかもしれません。トレードは、「もしかしたら」で行なうので、イメージが必要になってきます。上昇のイメージ、下落のイメージ。それから、利食いや損切りのイメージです。イメージができたら、エントリーします。それが、トレーダーの仕事だと思います。