昨日書いた記事の続きを見てみましょう。
ドル円チャートで、ようやく下向きのラインが引けることに触れました。ラインが引けると、トレードが楽になります。そのラインがどう機能したのか、チェックしておきます。
現在の15分足です。
昨日から引いてあるカウンターラインを残しています。
昨日書いたときはAで、その後ロンドンタイムのBで反落しました。
Bで反落したとき、ラインで反応していることに気付けるかどうかが重要です。Bを1分足で見てみます。
急激な上げがありましたが、どこかで必ず止まります。節目で止まるのが普通です。この時点ではカウンターラインで反応しているな、くらいでもいいでしょう。頭をたたかれているので、売り圧力が強いのでしょう。ただし、どこで止まったのかを上位足で確認しておくべきです。
そして今日のアジアタイムで、そのカウンターラインを上抜けました。
下記、Cの場面です。
昨日からチャート分析していれば、どのようなプロセスでCまできたのか、プロセスが頭に入っています。プロセスが把握できていると、ポジションを持とうかな、という気持ちになります。エントリーまでの説明ができるからです。
Cの場面を1分足にしたのが下記です。
短期上昇トレンドになりました。
昨日下向きのライン(カウンターライン)が引けるようになったので、それを上抜けてポジションを持つ。ごく自然な流れです。このように、エントリーまでのプロセスがテクニカルで説明できれば、トレードはかなり楽になります。今日のチャート分析は、明日に生きてきます。
今日勝つには、昨日までの流れをしっかり把握していなければなりません。特に、スキャルピングだからといって、上位足を見ないというのはダメです。チャート分析は、毎日の積み重ねです。
あと、上記1分足で、アジアタイムに上昇した丸印のポイントが大切です。値幅をだすときは、押し目をつけてからぐんぐん進む。これが基本です。いろいろなトレンドの形がありますが、これは典型として大切なチャートです。ポジションを取れなかったとしても、後で振り返って「なるほど、こんな感じに上げていくのか。」という感覚を持つことが大切です。
この、「なるほど」の数と種類をいかに増やすか。
それはチャートをみて、リアルタイムでどのように高値更新していくのかを見ることでしょう。経験値を積むと、どんなときにエントリーすればいいのか、分かってきます。前提として、節目を見つけていることです。節目を見つけたうえでチャートの値動きを見ているからこそ、経験値になります。そもそも、節目をわかっていなければ、いくらトレードしても経験値にはなりません。
この「前提」が分かっているか否か、振り返ってみてください。