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短期スキャルピング視点

昨日のECBで、ユーロも7月から利上げ決定となりました。
1日経過して「Sell the fact」となっていますが、昨日の会見中は、どちらにいくかわかりません。ユーロドルでスキャルピングしたのですが、見ていたのは1分足レベルの「もみ合い」と「トレンド」です。

1分足を見てください。
AからEまで、超短期トレンドがでたところです。1分足で高値 or 安値を更新しているポイントです。

順張りをするなら、このABCDEでエントリーをすれば、利幅が取れますし損切りの可能性は低いです。ABはロング、CDEはショートです。

では、何を基準に順張りをすればいいでしょうか。高値や安値を更新する時って、ごくわずかなんですよね。もみ合いに比べて、トレンドが発生しているローソク足の本数は少ないです(ABCDEはそれぞれ短い時間)。ですから、やみくもに順張りしていては、ブレイクしないで損切りになります。

ブレイクするためには、もみ合いが必要です。
もみ合いがあったときだけ、順張りすればいいでしょう。
下記は、もみ合いです。

超短期の押し目や戻りです。
これがあると、順張りの基準になります。やみくもに順張りするのではなく、もみ合いがあったとき、ブレイクするタイミングでエントリーします。ブレイクするタイミングといっても、ブレイクするかわかりませんから、もみ合いの形で判断するしかありません。もみ合いが足りないと思ったらスルーする。そろそろブレイクしそうならエントリーする。毎回もみ合いの「形」も「時間」も「値幅」違いますから、リアルタイムで判断します。

もみ合いの時間が長く、値幅も出ると大きな形になります。一番最後のもみ合いがそれにあたります。下にブレイクしたとき、かなり下げました。

順張りするときは、下げている時は同じ陰線なら陰線が出続けるまで、目線を同じにする(陽線が出るまで)。短期トレンド、特に、金融政策のときは、本当にどんな値動きになるかわかりません。前半よりも、後半にかけて利益が出るのが理想的です。なぜなら、前半で何かしらの基準がでるからです。上記なら、CDEあたりでしょうか。

値動きの全てを利益にすることはできません。しかし、どんなチャートになるのか、観察しようという心構えがあれば、いろいろなイメージがでてきます。短期トレンドのたびに、何とか利益が残る感じでしょうか。

相場観だけでトレードすると、その「勘」が外れた時に立て直しできなくなり、ボロ負けします。勘はあいまいなので、立て直す基準がないんですよね。勘は形ではないからです。テクニカル的に、あれ違うな、と思ったときにスルーしていれば、何かしらチャートパターンがでますから、負けにくくなるのです。テクニカルは、目に見えるからです。