ドル売りが続いています。
雇用統計は良い数字だったので、ドル買いとなりました。しかし、ドル買いは長く続かず、ロンドンフィックス後からマーケットクローズまでに全戻ししています。ポンドドルも、長らく下降トレンドだったのが、半値まで戻してきました。
下記は日足ですが、1.2300がちょうど半値戻しのポイントです。
1.2300は、先週の木曜と金曜で2回反落しているので、レジスタンスになっています。今週ここを上抜けると、さらに戻りが続くでしょうか。ただ、半値戻しのプライスでもあり、簡単にはいかない気がします。といっても、すでに上抜けしそうですが。下位足見ると、上にいきたいくてしょうがないチャートです。ロンドン時間から上抜けするなら、ロングしたいとは思っています。それか、ドル円のショートでしょう。
ポンドドルは、9月に暴落があり、そこが底になって反発しています。このときは、アジア時間でまさか暴落があると思わず、ロングで損しました。下記9/26の5分足です。
後から見ると、セリングクライマックスになっています。ただ、渦中にいるときは、「もっと下がるのではないか」、「やばい暴落が続く」という考えがあるため、含み損が想定外になると焦ります。バイアンドホールドしていれば大勝ちですが、そんなことは渦中ではできません。
大切なことは、こういう場面で壊滅的な損をしないことでしょう。資金管理の原則はいつでも同じです。「ひとつの場面で大損しないこと」です。5分間で350pipsの暴落となりましたが、一歩間違えればわたしも大損害を受けていました。実際には-50万円の損失で済みましたが、もし全キャッシュを証拠金にしていたら、フルポジションをもって大損していたと思います。いつも最低限の証拠金でしかトレードしないので、損失も少ないです。
一つの場面で大損すると、全てが水の泡です。
数年かけても取り返せない損失だと、何もかもやる気をなくします。プラテンするまでに先が長すぎるからです。どんなに大損しても、数ヶ月で取り返せる範囲にしておくべきでしょう。しかも、5分間で証拠金を失うと、あまりにも一瞬過ぎて分析する気にもなりません。後悔しかないでしょう。
一方、何か月もかけて、いろいろな場面で負けが積み重なったあげく、証拠金を失ったなら、分析するだけのトレード回数があるので改善が可能です。たった一つの数分の相場で大損すると、分析ができないんですよね。後悔だけが残ります。
全財産を証拠金に入れるのではなく、やはりFXの資金はその一部にするようにしています。人により考えは違いますが、負けた時のダメージは、思っている以上にメンタルにきます。2022年最後の月で大損すると大変ですから、資金管理を徹底したいと思います。