昨日のCPIで、ドル円は下げました。
他の通貨ペアと比べると、ドル円は本当によく動きます。暴落とはいきませんでしたが、先月・先々月と似たような値動きに感じました。
ドル円の1分足です。
指標発表直後は、上→下→移動平均線まで。
これはY波動の典型です。まずAの移動平均線タッチから下へしばらく進みました。こういう場面でショート回転するのは、昨日触れた通りです。ポイントは、Aでタッチしたときに、移動平均線がすでに下向きだった点です。Y波動からの戻り売りです。
そして、Bで下へ反落せず、移動平均線を上抜けました。
移動平均線が上向きですから、ショートは様子見です。私はできませんでしたが、ここからロング回転できれば素晴らしいでしょう。特に、Cは押し目です。
次に、DやEは移動平均線の戻り売りです。
下げる勢いは弱いので、突っ込み売りは難しい相場でした。移動平均線に戻った時に、今度は上下どちらかに解き放たれます。それを注意深く観察することが大切です。移動平均線から、上下どちらかに乖離しますから、どっちかを予測する。DやEは、反落し始めたら下へ走るイメージができるポイントですから、イメージ通りショート回転でいいと思います。
また、移動平均線付近だとスプレッドが閉じているので、エントリー時に気を使うことがありません。突っ込み売りだと、安値更新に向かうのでスプレッドが開きはじめ、かなりナーバスになります。
しかし、移動平均線の戻り売りは、値動きが落ち着いているときなのでスプレッド閉じています。今回のような、緩やかな短期トレンドは、移動平均線から解き放たれる方向へ順張りすることがポイントです。これができれば、スキャルピングにおいて一つの武器になるでしょう。AからEまで、全て移動平均線付近です。ここで何を考えてトレードしたのか、そして、実際はどうすればよかったのか、移動平均線を中心としたトレードの復習をしておきましょう。