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助走のための切り返し

昨日は、反転のタイミングはネックラインを下抜けること(上昇トレンドの場合)、と書きました。早速、今日のドル円でネックラインを下抜けたので、見てみましょう。30分足です。

ネックラインABとあります。
今日は、ネックラインBです。ネックラインを下抜けてから、すぐに反発して切り返し、ネックラインを再度上抜けて上昇トレンド回帰しています。気を付けなければならないのは、この「切り返し」です。上昇トレンド回帰するには、助走をつけるためのふるい落としがあります。いわば、上げるための下落です。

特に、ロンドン時間は、揺り戻しが多いので私もかなり注意しています。今日みたいに、当日安値を付けた瞬間、切り返して高値ブレイクしていく動きです。ロンドン時間によくあります。また、ネックラインAも同じですね。これはニューヨーク時間ですが。

ネックラインBの今日の動きを、5分足で見てみましょう。

 

ネックラインが引けるのは、明らかです。
4回目でいったん下抜けていますから、ここでダマシに合うトレーダーも多いでしょう。私もロングを損切りしたポイントです。ショートしたトレーダーは、反発して損切りすることになります。ロングもショートも、目先の動きに反応しているとダマシに合います。

実際に切り返すかどうかは、あくまでも結果論です。しかし、切り返した後の上昇は、押し目をつけた事実がありますから、ぜひ取りたい場面です。上がるか分からないポイントではなく、押し目をつけた後の上げはじめだからです。全てのトレードが上手くいくことはありませんが、チャートパターンが出た後の動きにはしっかりエントリーしたいですね。移動平均線を見ると、パーフェクトオーダー回帰なので、絶好の買い場になります。ネックラインを下抜けるまでは上昇トレンド継続、ネックラインを下抜けても切り返してパーフェクトオーダー回帰すれば、これも上昇トレンド継続です。

トレンド発生時に、切り返しは頻繁に発生しますので、覚えておいて損はないです。