FXは24時間やっているので、人によりトレードする時間帯が異なります。そうすると、見ているチャートやプライスがみな異なるので、トレード内容も違ってきます。株式デイトレーダーだと、ザラ場は9時~15時と決まっていて、みな同じチャート、同じプライスを見ているので平等です。FXだとそうなりません。
通貨ペアの1日のボラティリティを知ることが、トレードのヒントになります。実際に、ポンド円は昨日97pipsの値幅が出ています。5分足を見てください。
ポンド円は、日本時間の15時過ぎから短期トレンドを出すことが多いです。15時の時点で当日の値幅はまだ40pipsしかありません。1日の値幅としては少ないですから、もし短期トレンドが出れば、さらに60pips前後の値幅が想定できます。
15時の時点でチャートを見ていれば、「上下どちらに値幅を出すか」という事になります。確率的に、上か下かを考えます。ここから100pips以上上昇するか、それとも60pips下落するかの確率です。下へブレイクしたので、短期下降トレンドがイメージできれば問題ないですね。もちろん5分足だけではトレードできませんから、上位足でチャート分析して、15時の時点で既に下目線の状態になっていることが前提です。
また、短期トレンド(今回は下降トレンド)がどこまで進むのか、全く分からない状態だと出口戦略が決められません。1日のボラティリティを知っておけば(最近のポンド円は100pips前後)、おおよそこのあたりまで到達するかもしれないとイメージできます。
昨日と似たような記事内容ですが、同じような相場の波が続いている証拠です。5分足チャートを比べてみると、値動きも似ています。トレンドが続く限り、そのトレンド内の規則性は続くので、どんな規則性があるのかを知るだけでも、ポジションが取りやすくなります。
トレードする時間はみな違うので、短期トレンドが出る前なのか、それとも出た後なのかを認識することが大切です。1日の値幅を達成していなければ、トレンドに乗る。すでに短期トレンドが出た後にトレードするなら、反転を狙ったり、トレンド後のもみ合いで細かく取っていく。トレードする時間帯によって、利益を上げるやり方は異なります。
さて、今日はFOMCがあるので、ロンドンフィックスまでレンジで終わるかもしれません。もともとレンジ相場の通貨ペアは、FOMCまでレンジになるのでしょうが、ドル円クロス円やユーロドルは、トレンドの最中です。FOMCを前に動く可能性はあるので、値幅を気にしつつ、短期トレンドでポジションを取っていくつもりです。