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逆張りは空間ポケットが大事

昨日は、ユーロドルが大幅に上昇しました。

相場が動くと、スキャルピングのチャンスです。ただし、上げ方によって、スキャルピングしにくい時、スキャルピングしやすい時があります。各々の判断基準によりますが、逆張りに限って言うと、私が「スキャルピングしやすい時」は、主に2つです。

①ネックラインにぶつかること

ネックラインは、レジスタンスラインやサポートラインのことです。エンベロープのゾーンに入り、かつ、レジスタンスラインにぶつかると反転しやすいです。

昨日のユーロドル1時間足を見てください。

Aでブレイクしていますが、ネックライン(今回はレジスタンスライン)であることは事前に分かりますね。そのため、Aにぶつかったときは、反落するかブレイクするか、どちらかの想定ができます。1分足で見てください。

ネックラインにぶつかった時、エンベロープのゾーン④にタッチしています。少なくとも、ゾーン③は突き抜けていますので、エンベロープだけで判断しても、いったん反落する確率は高いです。それに加え、ネックラインにぶつかっているので、より反落しやすいです。

ただ、ネックライン付近では、ブレイクか反転は表裏一体です。いつも反転するとは限らないので、損切りも想定しておきます。じゃあどっちなの?となりますが、今回は既にゾーン③なので、損切りしてもゾーン④や⑤で再エントリーできます。そのトレンド全体で考えることが重要です。

②空間ポケットがある(N波動になっている)

空間ポケットとは、(私が勝手に呼んでいるだけですが)押し戻りの後にできる空間のことです。同じ1分足を見てください。

第一波 → ネックラインあたる → 押し目 → 第二波、という流れです。押し目ができると、空間ができます(チャートの黄色の丸)。空間があるということは、N波動になる可能性があります。押し目を付けて第二波がでると、「反落する可能性が高い」です。第一波のあと反落しましたね。第二波でも、「同じように」反落するということです。

エンベロープだけでなく、①ネックラインや、②空間ポケット(つまりN波動)を組み合わせた、ということです。逆張りスキャルピングは、エンベロープだけで判断するよりも、「エンベロープ+何か違う根拠」にすると、期待値はかなり高いです。