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クロス円主導のトレード判断

フランス大領当選はマクロン氏が当選で、主要通貨はギャップアップしてスタートしました。ニュースを見ていると、選挙は織り込み済みで、材料出尽くしと書かれている記事が多いですね。窓の開け具合も少しで、すぐに利食いが入って、既に窓を閉めています。2週間前のような大きなギャップアップにはなっていないので、確かに状況は違っています。

ユーロのファンダメンタルズ的には、短期的にSell the factでショートでしょうか。ただ、テクニカルとファンダメンタルの方向が一致していないので、個人的にはSell the factだけでショートポジションを持つことはしないようにしています。EUR/USDやEUR/JPYが本当に下げるなら、テクニカル的に下げ始めるポイントが必ず出てきますので、そこまで待つようにします。

今日気になったのは、クロス円であるEUR/JPYが主導で、ドルストレートのUSD/JPYとEUR/USDを動かしているポイントがありました。スキャルピングにおいて、クロス円が相場をけん引している時は、逆張りは様子見をする事が多いです。

1分足を見て下さい。
今日の16:00~17:00です。

左から、USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPYです。丸い箇所の「ABC」が同じ時間ですが、3通貨ペアとも同時に下げていますね。また、四角い箇所の「123」も同じ時間帯で、3通貨ペアとも下落していますね。このように、ドルストレートとクロス円の3通貨ペアが同じ方向へ進んでいる時は、クロス円主導で動いている可能性が非常に高いです。特徴としては、クロス円の値幅がもの凄い出ます。USD/JPY×EUR/USDがEUR/JPYですからね。

このような時は、エンベロープのゾーン①では逆張りはほぼスルーしています。ゾーン③までなるべく引きつけるようにしています。そうしないと、Cのようにじり安にも関わらず値幅があるので、損切りが続くとかなり負けてしまいます。これは、クロス円の仕組みを理解していれば問題ないと思います。2週間前のギャップアップから、クロス円主導の時が多いです。フランス大統領選が終わったので、ユーロの注目度は低くなってくると思いますが、まだしばらくは注意したいと思います。