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豪ドルのライン分析

昨日は難しい相場に感じました。いつ大暴落がきてもおかしくない雰囲気で、ダウ・原油・ゴールド・上海株と日経先物もそろって下げていて、いよいよ来るかという雰囲気に感じました。これを書いている今も雰囲気悪いです。

意識している時にはこないで、大暴落は忘れた頃にやってくると思います。さて今回は、昨日のオージー円の相場を見てみます。16時台のロンドン時間で下げたので、ユーロドルではなくオージー円をトレードした方もいると思います。この時間に動くことは珍しいですね。ロンドン勢参入で豪ドルに売りが入るということは、ファンダメンタルズ的に豪ドルが売られています。

相場の見方は同じですが、少し時間帯や値幅が違うだけで、勝てなくなるのがトレードです。1分足です。40分で70pips下落しました。

矢印の箇所を見ると、第3波まであるのが分かります。では、ここをトレードするにあたって長い時間軸で分析してから望む必要がありますので、15分足で見てみます。

1週間分の15分足です。一番右端の大きな矢印が今回の下落ポイントです。このように見ると、1週間ずっと下落トレンドだと分かりますね。まずは、このトレンドを把握していたかどうかです。これを事前に把握せずにトレードしているのなら、ちょっと準備が足りません。勝てるものも勝てなくなります。青いラインが節目になるのも分かりますね。節目が3つで3本のラインが引けました。

では、この青いライン(節目)を残したまま1分足に戻してみます。

このようにすると、かなりトレードがやりやすくなると思いませんでしょうか。節目は基本です。なぜなら、トレンドが出始めると必ず節目をブレイクするからです。ブレイクするポイントが分かっていないと、絶対にトレードでは勝てません。この節目にプラスして、自分なりに違うラインとか値幅とかを追加で加えてあげて確率を上げていく訳です。判断材料をいくつも重ねるのですね。

さて、画像に戻ります。
Aの箇所でまずその日の安値をブレイクしました。1週間下落トレンドだと認識していれば、一つ目の節目のあとは、次の節目がより意識できますね。青いラインがサポートからレジスタンスにかわりました。その後は、いつも通りです。戻りと値幅とか、次の節目ブレイク時の逆張りはNGとかですね。しかし、今回は戻り幅が少なくてじりじりと下げていき、しかも値動きが止まったりチョッピーだったりと渦中では難しかった相場でした。

私もこのトレンドでトレードしましたが、結局とんとんで利益は出ませんでした。同じようなトレンドでも、動き方が違うのが相場です。その日の環境や相場参加者の数など、思惑でティックの動き方が違いますので、そんな時こそテクニカル分析が大切になってきます。分析自体ができていないと、上下のブレに翻弄されて往復びんたを食らって終わりですね。考え方としては、全てのトレンドで勝つ事は不可能なので、事前準備だけはしておいて最悪でもチャラにして大損はしないようにしたいです。ひとつのトレンドで大損すると、その後しばらく引きずることになります。

じりじり相場でトレンド形成している時は、メリハリのあるトレードができませんので勝つ事よりも負けない事です。また、テクニカル分析をしっかり行なっておけば、反転する時はポーンとはねたり達成したらトレンドが終了したり、やりにくい中にもテクニカルは必ず利きます。じりじり相場こそ、大きな時間軸でラインを引いてみてくださいね。事前準備ができていると、勝つかチャラかで済むはずです。負けるという事は何か問題があったからです。

1本のラインで全てが解決する事もよくあります。
ユーロドル1分足を見てください。

15時からのユーロドルは、途中でこのチャネル1本引けただけでもロンドン後半からトレードが楽になります。エントリーサインがどうこうの前に、相場の流れを把握する事が先決です。たかが1本のライン、されど1本のラインです。(チャネルは2本ですが)