日経新聞によると、キオクシアでは社員600人が「10億り人」になったようです。

この話を見ると、時流に乗ることがいかに大切かがわかります。時代の流れに乗り、資金が集まるマーケットの中心にいれば、普通では考えられないような資産を築けるということです。企業で働く人なら、

×『何をするか』

ではなく、

〇『どこで働くか』

この視点はかなり大切だと思います。
どんなに優れた学歴があっても、難関資格を保有していても、稼げる土俵の真ん中にいなければ、大きく稼ぐことはできません。土俵の真ん中、つまり時流に乗っている場所で効率良く仕事をすれば、収入は大きく変わります。

キオクシアの例はストックオプションなので、かなり特殊なケースと言えます。それでも、何をどうするかのWhatやHowではなく、場所であるWhereが大切というのは一理ありそうです。必要なのは、Know How(ノウハウ)だけではなく、正しい場所、つまりWhereに身を置くことなのでしょう。

人の能力に大差はないと思っています。同じ仕事をするなら、稼げる土俵で仕事をするだけで、収入はここまで変わるのです。

これは、トレードでも同じことが言えます。

何の手法でトレードするかより、どの市場でトレードするか。ここが大事なのではないでしょうか。特に短期売買は、手法やスキルの差なんて、実はたかが知れているのかもしれません。マーケットからすると、売られたり買われたりしているだけで、誰かが突出することはない。そう考えると、資金が集まる市場でトレードし、時流に乗ることの方が大切です。

強烈な上昇トレンドが発生したなら、それに乗るだけです。

同じトレードをするなら、ボラティリティが低いFXの特定の通貨ペアにこだわるより、資金が一極集中している株式市場の半導体や日経平均を触る。そういう判断も必要になります。トレードスキルを磨くことも大切ですが、それ以上に、トレードする場所を見誤らないことが重要だと感じます。

もちろん、人それぞれ得手不得手があります。半導体株が盛り上がっているからといって、FXをやめてすぐに株式市場の時流に乗るのは簡単なことではありません。トレードしたことのない慣れない市場では、ロットを張ることもできないでしょう。

ただ、相場で長く生き残るには、そういった姿勢が必要であることは確かです。

私が専業トレーダーになる前後は、ユーロのボラティリティが異常に高く、「ユーロドル」「ユーロ円」で勝てていました。当時はドル円をほとんどトレードしていませんでした。その後、アベノミクスの頃から「ドル円」に、ブレグジットの時期は「ポンドドル」や「ポンド円」に移りました。その時期に注目されている通貨ペアをトレードしてきたということです。

その後は、FX以外の市場にも手を広げ、不動産、株、日経先物というように資金が集まっている市場にも取り組むようになりました。最近はキオクシアもトレードしています。

もちろん、今でもFXが中心です。
ただ、異なるマーケットであっても、その時期に注目されている商品をトレードすることは、短期売買では有利だと考えています。相場で生き残るためにも、一つの商品に固執してじり貧のトレーダーにならないよう、時流に乗ることは忘れないようにしたいです。