取り組み方 PR

淡々とトレードすること

経済指標などで値幅が出たとき、全て戻す可能性もあります。一方向に進んでも、きっかけがあると「全押し」「全戻し」になります。短期間で値幅が出たぶん、反動も大きいからです。指標で動いたあとも、どちらに進むのか分からないのが、相場です。

トレードは、適当にポジションを持っても、確率的には2回に1回は含み益にはなるでしょう(上がるか下がるかの確率だけです)。為替市場は、規模が世界一で巨大です。なぜ価格が動いたのか、マーケットが大きすぎてその要因を突き止めることはできません。ですから、テクニカル分析をもとにトレードするのは、「占星術」と変わらないのかもしれません。経験値より導き出される「上がりそう」「下がりそう」という感覚でトレードしているにすぎないとも言えます。

しかし、根拠あるトレードをするには、目に見えない「感覚」ではなく、目に見える「テクニカル分析」を使う必要があります。値動きを可視化したのがチャートですから、チャートを使う以上、根拠も可視化すべきです。それが、一貫性のあるトレードにつながります。感情ではなく、チャートに従って淡々とトレードする。FXを長く続けるには、いかに負の感情を処理するかが大切です。

ドル円を見てみましょう。
日足です。

昨日の経済指標で急落し、2倍の値幅が明確になりました。
ネックラインで止まっていますし、テクニカルが機能する相場といえます。機能するかはトレーダー次第なのですが、テクニカルで「トレードしやすい」相場であることは確かです。上位足から下位足のチャート分析や、マルチタイムフレームの観点を忘れず、基本をおろそかにしないことが大切です。勝っても負けても、淡々と毎日トレードを続けてきましょう。