バルサラの破産確率表について、引き続き見ていきます。私のトレードを当てはめてみます。画像をご覧下さい。逆張りスキャルピングの話です。
【第一・第二ゾーン】
リスクリワード1:1、勝率70%前後ですので、破産確率は0.1%前後です。負けた日は破産確率が50%のトレードになっていたりばらつきはありますが、平均しての数字です。
【第三・第四・第五ゾーン】
この間紹介した口座がこれに当たります。リスクリワード1:1、勝率90%ですので、破産確率0%です。私の口座は参考だとしても、どのようトレードをすればいいか考えてみます。
第三ゾーンより外側のトレードは勝率が高いトレードができますので、リスクリワード1:1さえ守れば破産確率は常時0%です。つまり、確率の高い箇所でロットを上げてトレードする事で勝ち続けられる、という事になります(破産確率0%のトレードを毎日やりますので)。
あと、ロット数をゾーンが外側になるにつれて増やしますね。ですので、破産確率0%時にロットを上げる事でさらに0%になる訳です。ぎりぎりの0%ではなく、余裕の0%です。どういう事かというと、この破産確率でトレードを比較するのは、ロットが同じ時に可能ですね。しかし、破産確率の数字が大きい所よりも、破産確率の数字が小さい所の方がロット数が大きいため、収支への寄与度が有利になってより破産確率が低くなります。
だから相場によりロット数をかえるというスキルはとても重要なのです。スキャルピングにおいて、枚数をかえながらトレードする事は、手法と同じ位大事です。
破産確率10%のやり方で1万通貨トレードしていても、破産確率0%のやり方で3万通貨トレードすれば、破産確率はより0%に近づく訳です。
勝率だけ見ようとする人がいます。リスクリワードだけ見ようとする人がいます。ロット数の変え方、上げ方だけ見ようとする人がいます。しかし、一つの項目ではなく全ての項目を総合的に判断しなければなりません。勝ち続けるとは、様々な項目で上位5%でなければなりませんでしたね。だから、勝率だけ上げようとしてもロット操作ができなければ一時的に勝てたとしても勝ち続ける事はできないのです。どれかが足を引っ張り、それを継続すると破産へ導きます。
だからバランスと総合的な判断が必要となる訳です。
ロット数が大きくなるにつれ、勝率の低いポイントでトレードしなくて済みます。逆に、ロットが小さいと破産確率が高くなるトレードをする傾向にあり、ロットが大きくなると破産確率が低くなるトレードをする傾向にあります。
だから、早くこの状態にもっていく、早くロットを大きく張って勝率の高い時だけエントリーすればいい状態にする事が常勝トレーダーへの道です。「こういうトレードをやれば勝てるんだ」という将来像がある程度分かります。あと、勝率を上げる事は限界があっても、リスクリワードを伸ばす事は可能です。