相場が動くと、どの通貨ペアをトレード対象にするか迷います。10通貨ペアを見ていますが、ボラティリティがあると、全てを完璧にチャート分析することはできません。毎朝、その日のトレード対象の通貨ペアと、トレードから外す通貨ペアに分けます。何かしらの通貨ペアにチャンスが来そうなので、日々のトレードに困ることはありません。トレード対象の通貨ペアは、多ければ多いほど良いのではないかと思います。
さて、ユーロ円がネックラインをブレイクしています。
日足で見ると、次のような局面です。ネックラインは、レジスタンスにもサポートにもなっていますので、強い壁になるのではないでしょうか。その壁を上にブレイクしています。
では、ブレイクしたからこの後も上昇するのでしょうか?
確実に予測するのは不可能ですが、ブレイクの条件を満たしているかどうか、考えることは有効と考えます。ブレイクの条件も難しいですね。私が見ているのは、ネックラインを日足で上抜け、翌日のローソク足とネックラインにすき間ができることです。下記チャートは、日足を拡大したものです。
こうしてみると、ネックラインとローソク足にすき間ができていますので、「ブレイク完了」と見ています。戦略は、「ロングのみ」です。ショートは、ネックラインを下抜けるまではしません。日足を上記のように拡大し、今日のローソク足が、陽線か陰線かを考えることが、ローソク足分析です。陽線にしても、下ヒゲと上ヒゲの作り方まで考えることです。昨日書きましたが、日足の上下のヒゲが「ダマシ」になるからです。
あとは、下位足で基本的なテクニカル分析をすることでしょうか。
トレンドラインが引けるなら、3本引いて待っておく。チャートパターンがないなら、できるまで待つ。時間帯や移動平均線もチェックします。
5分足や15分足など、下位足のチャート分析をするにあたり、前提となるのは「日足」です。1日に1本しか確定しない日足ですが、それを予測することは勉強になります。陽線か陰線しかありませんから、イメージするのは簡単です。基本にかえって、日足を拡大してどんなプロセスで日足ができるか考えてみてください。