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チャート分析|通貨相関性や節目など

今週は1日の変動幅はあっても、その割に短期的なボラティリティは低く拍子抜けですね。そんな中でも、ボラティリティが高かろうが低かろうが利益を出していかなければなりません。昨日と一昨日で+14万円弱でしたが、エントリー根拠が先週とは異なるので紹介します。

ボラティリティが低いので枚数は張らずに金額は少ないですが、獲得pipsは先週までと変わらずです。まず、昨日のEUR/USDを1分足で見てみます。

10時間分のチャートで、黄色い丸印がエンベロープのゾーンに入った箇所です。10分間値幅が極端に少ない箇所もあるので、全てエントリーはしませんでしたが、1日を通して値動きが少ないですね。

ロンドン後半の21:00ころ、緩やかな下落トレンドは継続、しかし大きく下落してオーバーシュートする事はNYに時間に入ってあるかないか、これに焦点をおきました。もし、大幅な下落(例えば第四ゾーンまでいっきにくるとか)を待っていたら、エントリーし損ねて勝てない日になります。

1日が終わって、「何だ、全部エントリーしておけば反転しているから勝てたじゃないか。」となります。しかし、エントリーした時から大きな下落が始まるかもしれませんね。だから怖い訳です。

そこで、判断基準をもう一つ探してみます。
19:30~22:10のUSD/JPYとEUR/USDです。

黄色い矢印は、EMAの角度に合わせています。ドルが買われているのは明確でしたので、問題はユーロが売られるかどうかです。ユーロがひとたび売られると短期的に暴落するはずですから、USD/JPYの上昇に比べてEUR/USDの下落幅は相当大きくなるはずですね。

しかし、EMAの角度はほとんど同じでした。という事は、USD/JPYの上昇もEUR/USDの下落もドルが買われている要因が強い事が分かります。ドルが買われればEUR/USDが下がるという単純な理由です。ドルが買われているだけならUSD/JPYとEUR/USDは同じような角度になる、そこにユーロ売りが加わると、USD/JPYの上昇に対してEUR/USDのEMA角度は急激に傾きます。ドル買い+ユーロ売りで、EUR/USDは2倍下げます。しかし、それがありません。

21:30の指標後ではっきりしました。相関性を保ったままですのでユーロ売りのトレンドではないという事が分かりました。という事は、22:00以降のNY時間でもEUR/USDは今までの波(14:00~の波)を継続し、第一第二ゾーンあたりで反転する可能性が高くなりますので、普通にエントリーできました。今回の判断根拠は、ドル買いなのかユーロ売りなのかを見極めた事です。

あともう一つあります。昨日は、午前中に珍しくEUR/USDがストップロスをつけてブレイクしていたのです。

白いラインが昨日の節目となるラインなのですが、まず一番左の箇所です。安値とストップロスをブレイクして50pipsほど下げました。ここは初動とも言えますし、どんなブレイクになるかは分かりませんでしたが、注目は2回目と3回目です。節目と思えないような反応ですね。値幅を出すわけでもなく、トレンド転換もないです。

ここで、ユーロはそんなに下についてこないだろうと感じました。しかし、トレンドは継続している事と、新しい波がきたり発言系があればいっきに下に走りますからね。そこでドル円を気にしたわけです。また、22:00過ぎに4つ目の節目をブレイクしても下に値幅出しませんから、午前中から続いていたトレンドが4つ節目をブレイクして指標後ですら値幅を出さないので、ここから更に下落は可能性として低い事が分かりました。

同じトレンドの波で節目を4つブレイクする事は珍しかったですね。そして「4」という数字です。

では、30分足で節目をみてみましょう。

節目のラインは上記チャートと同じで、期間を30分足に変えただけです。このチャート見たら、節目は一目瞭然です。もうお分かり頂けるのではないでしょうか。

その日の相場環境に合わせたトレードをする事、いつ暴落がくるのではないかと引きつけすぎて、結局トレードが極端に少なくて勝てないとか、損切りした箇所が底ですぐに反転してしまった、という事なります。全て勝つ事はできませんが、少しでもその時の相場環境を読もうとしてそれに合わせれば勝ちは増えてくると思います。

昨日の相場は、今までの総復習のような感じですね。ファンダメンタルズとテクニカルが複合的に混ざっています。