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チャート分析|ドル円仲値

ドル円は、次の材料待ちといったところでしょうか。テクニカル的な環境を見てみましょう。15分足です。

Aは、おとといの仲値で取り上げた不思議な上げです。結局、下げるために上げになりました。Bも、Aと同じような値動きですね。仲値付近まで上げて行って来いです。200EMAを上抜けできないのがポイントでしょう。Cも同じですが、Dで移動平均線、特に75EMAに止められています。こうなるとA→B→Cの波は終わります。よって、現在は移動平均線とローソク足が収束してレンジになります。

では次の展開をどう見るか、迷ったら長い時間軸を見るのがおススメです。
4時間足です。

ABがショルダーで、Bはおとといの仲値です。Bは今週の高値で仲値ですから、意識されそうなポイントですね。ABがショルダーだとヘッドの部分は113.00を上抜けたときの多数の上ヒゲです。今月の雇用統計でも上値トライに失敗している113.00です。現在は、右ショルダーを形成中ということになります。特に材料が出なければ、今週の波はゆっくりと上下動しているので、いきなりブレイクということは考えにくいです。上は112.70円がレジスタンス、下はCの交錯した価格帯がサポートラインでしょうか。移動平均線が25EMAと75EMAに上値を抑えられていることも気になります。

最後に、1時間足を見てください。

Aがおとといの仲値で、これを起点に下へじりじりと進み、ローソク足が1か月ぶりに200EMAより下へきています。Aの意味合いがよく分かると思います。