チャート分析をする際、毎日必ず使うのはラインです。
①トレンドライン
②サポートライン
③チャネルライン
など。
呼び方はたくさんありますが、『ラインを横と斜めに引くだけ』です。それがトレンドラインになることもあれば、レジスタンスラインのこともあります。ですから、呼び名はあまり気にしません。横と斜めのライン、ということです(ラインを総称してネックラインといつも書いていますが)。
ラインツールの中でも、チャネルラインを頻繁に使います。チャネルラインにも種類は様々で、フィボナッチチャネルが便利と思います。フィボナッチチャネルについては、これまでにブログでたくさん触れた記憶がありますが、記事では18回しか書いていませんでした。もっと書いているかと思い、あまり書き過ぎるとしつこいので、あえて書かないようにしていたのですが(時間の経過は早いものです)。
フィボナッチチャネルでも、わたしは少し使い方を変えて、『3本の並行したライン』にしています。MT4の設定方法を見てみます。次の手順でフィボナッチチャネルのボタンを常にチャート上部へ表示できます。
①矢印の先端で右クリック
②カスタマイズを選択
③フィボナッチチャネルを表示

大切なのがフィボナッチレベルです。ラインのパラメーターのようなものです。①フィボナッチレベルが何個かあるので、レベル1以外を削除し、②OKをクリックします。

そうすると、次のようなチャネルラインになります(現在のドル円1時間ラインチャート)。

チャネルラインの真ん中にトレンドラインを引いたことになり、チャネルラインを上下2つに分割することができます(コチラの記事の2枚目のチャートにある上段と下段のように、です)。チャネルラインは、高値と安値に引きますから、トレンドの流れをパッと見て把握することができます。
しかし、高値と安値はだいたい離れているもの。下降トレンドだと高値と安値の切り下げ方はわかりますが、上限と下限のラインが離れていて、大局しかわかりません。重要なのはチャネルラインの中でどう推移するかイメージすることです。
チャネルラインのど真ん中に平行したトレンドラインを引くことで、上段と下段で把握することができ、チャネルラインの中の推移をイメージをしやすくなります。あとは、横のラインを引くだけで、トレードポイントまで絞ることができます。
斜めのラインはフィボナッチチャネルで充分、と言えるくらい優れものです。今後の記事でフィボナッチチャネルの使い方を多く書きたいと思います。