トレードスキル PR

スキャとデイトレ|ポジション保有のイメージ

トレードスタイルで迷うことがあります。同じショート目線だとしても、スキャルピングかデイトレードか、これから数時間どうするかです。

①スキャルピングで回転売買
②デイトレードで長くホールド

スキャルピングの場合、下がりそうな場面でショートし数pipsで利食い。これを何十回と繰り返します。メリットは、1分ごとの細かい上げ下げでトレードできることです。利食いした後、戻りがあり利食いより上のプライスで再度ショートして下落すれば、利幅を稼ぐことができます。

直近のドル円で見てみます。
まず1分足です。

4時間で130pips下落した短期トレンドです。ショート回転するとして、下げたら利食い、戻ったらショートして再度利食いをすれば、トータルで下落幅の130pips以上の利幅が狙える可能性があります。もちろん全てのトレードがうまくいったとして、という仮定です。

安値を更新する局面でポジションがなければ、その下げは稼げないというデメリットもあります。また、トレード回数分だけスプレッドがかかります。メリットとデメリットはありますが、130pips下落する中で、回転トレードで利幅を積み重ねるのがスキャルピングです。

一方、デイトレードはどうでしょうか。次は、1分足と同じ場面の5分足です。変な戻りもなく、普通の短期トレンドになります。

ショートしたら数時間ホールドし、1回のトレードで利幅を稼ぎます。130pips以上の利幅は取れませんし、ポジションを保有しているがために、含み益が減る場面はたくさんあります。ただし、スプレッドは1回分しかかからず、細かい上下動を気にしなくてよく、利が乗れば大きく勝てます。4時間で130pipsなど、大きく下落する時もホールドしていればかなりの利幅が取れます。

デイトレードは15分足も見ます。

Aが同じ場面ですが、通常の下落パターンといえます。

そして、ポジションを持っていると一喜一憂するのが『損益変動』です。これにストレスを感じるようではデイトレードはできません。逆に、スキャルピングは損益変動が極めて少ないので、とにかくメンタルが楽です。

50回トレードして100pips稼ぐのがスキャルピング。1回のトレードで100pips取るのがデイトレードというイメージです。どちらも同じ利幅です。

違うのは、

①利幅
②ポジションホールド時間
③トレード回数

あたりでしょうか。
あとは、どの部分にストレスや爽快感を得るか、でしょうか。数pipsを何度も取るのが快感という人もいれば、1回でとにかく利幅を取るのが爽快という人もいるでしょう。1分足の細かい上げ下げを見ているのが苦手というトレーダーもいます。

どちらがいいかは、人それぞれです。

一つ言えることは、見る時間軸を間違えないことです。たとえば、デイトレードで数時間ホールドしたいのに、1分足だけしか見ないと、ちょっとした戻りでも気になってしまいストレスをかかえます。あるいは、秒スキャするのに、15分足の大局ばかり見ていても、細かい動きを取るというスキャルピングのメリットが得られません。見る時間軸だけは間違えないようにしましょう。

どっちのスタイルがいいかは、自分でも答えはでませんし、これからも出ないと思います。こういうことを考えているのが楽しいのかもしれません。