雇用統計は、動かなかったですね。
一昨日に限らず、今は、経済指標で動くことがなくなりました。これまでは、経済指標は動くもの、という慣習がありましたが、この概念が変わってくるかもしれません。その理由の一つに、AIが発達してファンドのシステム運用が変わったことです。あとレート不正が激減して機関投資家による異常な投機的取引ができなくなったことでしょうか。アルゴリズムも大幅に変わっているはずです。個人的には、この影響が大きいのではないかと考えています。
この先も、リアルタイムの相場で勝たなければならないので、過去のやり方は通用しません。その日にどう対応するか、というのが重要です。
さて、おとといの雇用統計は、ポンド円の順張りをしました。そのときの、ポンド円1分足チャートです。
雇用統計は無風で、それまでに動いていたのでダブルトップをつけました。ネックラインが雇用統計後に形成されましたので、ロールリバーサルで、Aがショートでエントリーしたポイントです。「下げるならココ」というポイントです。
ネックラインを下抜けるとき、陰線が9本連続しています。その後の戻しで、今度は陽線が5本連続しています。連続性のあるローソク足ですね。戻すとき、陽線が連続し(今回は5本)、さらに移動平均線付近まで戻しています。あとは、いつショートするか、というだけです。そして、AがS波動でレジスタンスラインになっているので、これが決定的です。移動平均線より、ローソク足が上に抜けたのですが、レジスタンスラインがあるので最後の下げるポイントがAになります。
実際には下げ切らなかったのですが、下へ走り始めた(反応した)ポイントです。
そして、次の順張りチャンスは、下記チャートのBです。
Bは、S波動のポイントです。
ここで下抜ければ値幅出しますし、反発すれば、また上に値幅出すポイントです。下げるならココから、というポイントです。Bで移動平均線まで戻し、レジスタンスラインにもあたって反落しています。そして、最初のチャートで下ブレイク失敗したネックラインを下抜け、下降トレンドがスタートしています。順張りの対応のしかたとして、参考にしてください。