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デイトレードポジションの取り方②

次は、10/5のGBP/JPYです。
チャートは15分足です。

チャートの左側では、ローソク足と移動平均線が収束してレンジ相場ですが、徐々に下降し始めてAで反落してから下降トレンドになっています。Aのあとの移動平均線とローソク足を見てください。ローソク足が200EMAより下で右肩下がり、つまり相場の流れは下向きになっています。さらに、3本の移動平均線はパーフェクトオーダーですね。強いトレンドが発生する可能性が高くなったことが予測できます。そして、エントリーしたのが、Bです。先にお伝えしますと、利益確定はCです。

Bから下げることを、ピンポイントで予測できるには、他に根拠があります。
同じ15分足を見てください。

実は、Aから下降トレンドが明確にスタートしたことは、ラインを引けば分かります。Aの前に直近の安値Dがありますが、このDがポイントです。Dがサポートのネックラインで、このネックラインを下抜けたことでAがレジスタンスラインになっていたのです。これはロールリバーサルですね、トレンドが発生するパターンです。Aで反落したことで、上昇が完全に否定されたといえます。そしてBですが、ここも水平ラインを引いてみましょう。

15分足では分からないので、1時間足で表示します。

Bで反落した価格帯は、EとFを起点とした大きなネックラインだったのです。Aが15分足で確認できる小さなネックラインだとすると、Bは1時間足レベルの大きなネックラインです。つまり、Aで反落し、EFのネックラインを下抜けてBで上値を止められましたので、そうなると下げることになります。Aだと、ここから下げるには根拠がまだ弱いです。EFのネックラインを下抜けたにもかかわらず上昇してAにきましたので、下げがダマシになる可能性もあります。そのためAで売りエントリーするには、時期尚早といえます。Aで反落したことを確認し、さらにBで完全に上値を止められてから売りで入るのが、高確率トレードといえます。

Cで利益確定していますが、最初の15分足を見てください。チャネルラインの2倍の値幅を達成し、反発してこれ以上下げないのを確認して買い戻ししました。

トレードに100%はありませんので、Bで逆行して上昇する可能性もあったのですが、その時は損切りすればいいです。ただ、このように損切り幅が小さく、利益は大きく伸ばせるポイントでエントリーするということがとても重要です。根拠が強いポイントで、そして損小利大になるトレードを繰り返すことです。デイトレードは、損小利大が本当に重要です。