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スキャルのポイント

ドル円は、昨日の午前中に記事アップした115.00円がサポートとなり、雇用統計も上昇しましたので、結果としてこのラインで反発したことになります。この2日間は、とても乱高下して私自身思わぬ利益となりました。

木曜と金曜で、スキャルピングの損益集計したところ、「187勝145敗 勝率56.3%」になりました。勝率はもっとあるかと思ったのですが、とても低かったです。それでも100万近くの利益が出たので、要因は「損小利大」になります。これは、本当に重要です。何度もお伝えしていますが、損切りはすぐに行ない、エントリー後に予想通りに動いたら利益は伸ばす、ということです。

全ては伸ばさなくても、何回かに1回は、ここは伸ばせそうだというポイントがあります。それは、値幅達成であったり(逆張り)、ここから値が走るポイントだったり(順張り)。根拠がいくつか重なったら、利を伸ばす行動が絶対に必要ですので、いつも利を伸ばせない場合、何かしら原因があるはずです。

メンタルの問題なのか、テクニカル的な見落としなのか。テクニカルの場合は、ラインが引き足りないか考えてみてください。この2日間で参考にしたのは、第一波です。同じ地合いが継続している場合、第一波の値動きは、その後同じようにチャートに出てきます。

画像を見てください。
木曜日のドル円の1分足、9時過ぎです。

このときから下落が始まったわけですが、この時次のことを認識しました。

「第一波で第五ゾーンまできたので、同じ流れが続くと再度第五ゾーンまできて
値幅も65pips前後はつける。」

つまり、安値を更新すると第五ゾーンあたりまできて、数分間の値幅は65pipsくらいまでみておこう、ということです。第一波は、その後の波を教えてくれますので、重要です。あとは、「Nの字」で動くという基本です。ボラティリティが高まると、よりNの字が明確になります。

1.エンベロープのゾーン
2.値幅
3.Nの字

この3つを意識して、ローソク足の高値切り下げ(切り上げ)を1分足でよく観察していました。エンベロープについては、もしチャートに表示している方は嫌でも視覚にはいってきますので、5つのゾーンを常時認識できます。指標でも無い限り、第五ゾーン抜けて下げ続けることはほぼありません。高勝率で、利益をぐんと伸ばせるゾーンです。(もともと、この認識は必要です)

難しいのが、値幅とNの字の認識ですね。値幅はいつも書いているのと同じように取っています。チャネルラインで平行に引き、それを移動します。基本なのですが、とても重要ですので後日アップします。

さて、トランプ氏の就任が20日ですので、ドル円の行方も実際の政策待ちの意識度合いが強まってきます。期待で上げていたものが、事実待ちになります。そうすると、一方向へ進みにくくなり、逆張りは去年よりはやり易くなるのではないかと考えています。(と言っても、やり方を変えるわけではありません。)

去年までの相場とは変わっていること、そして毎日どう値幅を出してくるのか、地合いや短期トレンドの変化には、乗り遅れないようにしたいです。