昨日はドル円が暴落しましたが、チャートを見てみます。朝起きたら典型的なパターンになっていました。5分足です。
Aが24:30の安値、Bが今朝4:00の安値でダブルボトムをつけています。安値を切り下げるパターンですね。ダブルボトムを形成した後はいったん上昇しやすくなりますが、上昇の仕方にもパターンがあります。
Aのトレンドラインですが、ダブルボトムをつけた直後の上昇です。このトレンドラインのままの角度で上昇し続けることは少ないです。V字は可能性として低いという事になります。Bのトレンドラインは角度が緩いですが、ダブルボトムの後の急な角度(A)の次の角度(B)で上昇していく事が多いです。
Aはリバウンドで急上昇しますが、長くは続かない事になります。Bのトレンドラインはヘッド&ショルダーズ・ボトムになっています。つまり、Bのトレンドラインはショルダーラインになっています。Cはチャネルラインですが、値幅を出した後は、じりじりとチャネルラインのモミ幅になる事も多いです。
今回は右肩下がりのチャネルラインでダブルボトムとなりましたが、モミ幅のチャネルラインが右肩上がりだと、右肩上がりのダブルボトムになる可能性が高いです。トレンドラインの角度やショルダーができるのは、ダブルボトムだからです。ダブルボトムをつけると、将来的なショルダーラインの基準点ができます。それが最初のチャートのAです。このAは、短期的なセリクラにもなりますね。何段階かで落ちてきて、最後に暴落して長いヒゲになっています。
安値や高値ができて、さらにダブルボトムやダブルトップになったら、ネックラインとショルダーラインが形成されやすいです。今回のように、ブレイクの値幅が大きいとその後のチャートも見やすくなると思います。15:00の時点で、下落幅の半値でぴったり抑えられています。