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順張りスキャルピングは確率

ドル円は、111円をブレイクしましたね。驚きでした。昨日、寝る前にブログアップしてからさらに上昇していました。今日は祝日なので、相場を見ている方も多いのではないでしょうか。午前中、日本の機関投資家が休みの中ドル円が動いたので、私もスキャルピングしています。10:00~11:30の1分足を見てみましょう。

Aで下落していますが、私のトレード履歴を見てください。

スキャルピングのコツは、損小利大にすることです。

最近は、順張りと逆張りの両方をやっているので、トレード回数が多いです。回数が多いと、勝率は50%くらいでしょうか。良くても、60%くらいだと思います。勝率よりも、損切りを小さくして利が乗ったら少し我慢して数pips取ることを意識しています。

回数を減らして、「ここぞ」というポイントに絞れば、勝率はもっと上がると思います。ただ、そのようなトレードではなく、数分ごとに順張りと逆張りで入っています。

そして、Bの場面の履歴も見てください。

実は、Aは、上がるか下がるか分からないので、ロングもショートもやっています。「もっと下がりそうだなぁ」、くらいの感覚です。しかし、Aで大きく下げたので、Bでは完全に下目線でした。そのため、ほとんど順張りのショートです。

四角の箇所は、ショートだけです。

※履歴では「買」になっていますが、売りポジションを買い戻して決済したので、「買」になっています。

スキャルピングは、目線が決まれば、勝つのは簡単です。正確には、目線が決まって(今回は下目線)、その方向に相場が進めば、順張りショートで勝てますよね。目線さえ合っていれば、1分足で陽線と陰線が出る確率が、陰線の方が高いです。そのため、極端に言うと目線が合っていれば、どこでショートしてもトータルでは勝てます(陰線が多くなるので)。

しかも、順張りの場合、プライスが走って値幅が取れるので、必然的に「利幅が大きくなる」のが特徴です。履歴を見ると、損切りは小さいですが、利幅が大きいです。これは、Aの箇所と同じです。しかし、Bの方が簡単です。Aは目線が決まっていない、Bは目線が決まっているからです。中には、14pipsほど取れているのもあります(逆張りでこの利幅は無理です)。

このように、スキャルピングは「目線を決めること」が大事です。特に、順張りの場合は目線が合えさえすれば、陽線か陰線か、確率が断然高くなります。Aは苦戦してなんとか勝てましたが、Bは楽勝でした。そして、目線を決めるには、やはり分析が必要です。

今日のチャートだと、ネックラインを2つ下抜けたときの、(下記チャートの)Aあたりで、「いったん強い押しがあるかな」と感じました。

上昇トレンドの場合も、同じです。

先週からずっと上げていますが、上目線になったきに、「順張りロング」をしています。ところどころ、下目線になったり、分からなくなったりします。そういうときは、負けるかスキャルピングしないか、です。目線が合ったときに、勝てる確率が急激に上がるわけです。だから、相場の見方が一番大事になります。目線が分からなければ、目先のローソク足だけを見るのではなく、さかのぼって大局を把握することが大事です。

私は、ブログで「内容が悪い」とか「回数の割に利益が少ない」「質が悪い」という言葉をよく使います。これは、目線がずれているとか、わからないままトレードしているけど結果は勝てた、という日です。目線も合って利益も出た日は、「内容が良いトレード」になります。

どんな大相場でも、「上目線」「下目線」「様子見」を決めることは、トレードの大前提です。相場が乱高下しているからこそ、改めて認識しておきたいです。