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下落する前に高値をつける

FXを始めてから17年ほど経過しました。
最終的に行きついたのは、いたってシンプルな手法です。手法というと、インジケーターやテクニカル分析を駆使した独自のやり方を思い浮かべるかもしれませんが、そうではありません。特に、ポジションをホールドする時間が長くなるほど、シンプルな方がいいです。私の場合は、デイトレードだと、「移動平均線がパーフェクトオーダーになったらトレンドフォローするだけ」です。たった一言で済んでしまうほどシンプルです。

現在トレンドが出ているポンドドルで見てみます。
15分足です。

矢印の箇所がパーフェクトオーダーです。
下降トレンドとはいえ、矢印でショートすれば勝てるわけではありません。パーフェクトオーダーになった前提をチェックするようにしています。どんな流れでパーフェクトオーダーになったのか、ということです。これから下げるためにパーフェクトオーダーになっていれば、下げて行きます。一方、下げ切ったところのもみ合いでパーフェクトオーダーになっていても、戻りが発生します。

それを確認するには、「当日高値をつけたかどうか」です。
下記は、ABCDEが当日高値です。

下降トレンドといっても、一方向に下げるわけではなく、戻りを付けて当日高値を形成してから下げて行きます。この「当日高値」があるかどうかです。たとえば、Dで当日高値つけたあとにできたパーフェクトオーダーは、信頼度が高いです。Eも同様で、高値をつけたあとのパーフェクトオーダーですから、「下げるならココから」というポイントです。

当日高値は、その日が終わってみないとわかりません。
しかし、チェックをするかしないかは、現状認識するうえで大きな違いです。相場は上下に振ってきますから、上に振った後の下げこそ、信頼度の高い下げ方です。前市場(今がロンドン市場なら一つ前はアジア市場)がどんな動きだったのか、よく観察しましょう。トレードは、「もしかしたら」の連続です。チェックする項目を増やすほど、期待値は高くなるはずです。