ドル円のチャート分析をしてみます。
まず日足ですが、上昇トレンドでAのもみ幅が出ていました。現在はBで、Aと同じ時間(Aと同じ長方形)が経過するのを待っているイメージでしょうか。移動平均線とローソク足の位置関係も、Aと似ています。明日の雇用統計など、イベントがあれば動くのでしょうが。タイムサイクル分析は、エントリータイミングでは使いませんが、相場状況の把握には適しています。
日足レベルでは、チャネルラインを下抜けず、どこで反発するかがポイントになりそうです。チャネルを下抜けても、下ヘッドになって急反発したら上昇トレンド回帰の確率が高まります。アウトライン(高値側を結んだライン)は、ヘッドが出ていますから、下側もチャネルラインから「はみ出す」イメージです。
112.50円が直近の安値ですから、現値からあと200pipsもあります。値幅があるので、トレードチャンスにはなるでしょう。なるべくポジションを取りたいと考えています。
次に、4時間足です。
日足で上昇トレンドの最中で「もみ合いにある」という前提で下位足を見ていきます。
ABが、押し目のチャートパターンですね。
チャートパターンができてネックラインが引ける。これは、昨日・おとといと書いた見方です。ABをさらに詳しく1時間足で見ると、次です。
Aは1日で、Bは3日かけて形成されました。
日足レベルの押し目ですから、チャートパターンが数日になります。※数時間単位の短期トレンドだと、チャートパターンは数分~数時間で形成されます。ただ、見方は同じです。
昨日、ネックラインにタッチして反転しましたから、このネックラインは意識されそうです。ココを下抜けると、もう一段押し目をつけるイメージです。
30分足で見ると、短期下降トレンドです。
移動平均線がパーフェクトオーダー。
直近3日間で、N波動が出て3段下げを達成しています。
個人的には、大局で上目線です。しかし、深押しのもみ合いから上昇トレンド回帰するときは、「右ショルダー」になるため、上げ下げを繰り返しながら上げていきます。どの時間で上げ、どの時間で下げるか。さらに下げてから上げるのか。これを見極めるのが難しい局面です。得意な場面ではない、という認識ができているので、それだけでも有利だとは思いますが、ポジションを取らなければ利益にもなりません。昨日・おとといで書いた「順張りの押し目」をよく観察し、トレードしたいと思います。
このような「プロセスを組み立てる段階」が面白いですね。