週末は、ロシアの一部銀行へのスイフト排除など、制裁の発言によりリスクオフ状態。メジャー通貨ペアはギャップダウンの窓開けからスタートです。制裁による悪影響がある、ユーロの窓開けが一番大きいでしょうか。チャートを見てみましょう。
ユーロドルの日足です。
この半年間で、高値をきれいに切り下げています。先週の木曜日に長い陰線がでて、安値タッチしました。今朝開けた窓を下抜けると、ストップを巻き込んで下げる可能性があります。
150pipsギャップダウンして今週はスタートし、かりに窓埋めをしてもレジスタンスになるでしょうから、ヘッドラインによっては下降トレンド回帰のイメージです。侵攻が終わっても、制裁により徐々にユーロ経済に打撃を与えれば、ドルが買われるとユーロドルは下がります。
長期のことは未知なので、短期的にユーロ円も見てみます。
150pipsのギャップダウンから、現在は窓埋め方向に働いています。
窓は誰が見ても一目瞭然なので、埋めようとする力が働きやすいのか、窓の中は売買量がかなり増加する印象です。ボラティリティもリクイディティも激しく、特殊な空間です。そんな時でも、ヘッドラインがなければテクニカル的な動きをします。N波動を意識し、振り回されないようにしたいです。
下記は、先週金曜日のニューヨーク時間の1分足です。
トレンドでもレンジでも、上げ下げでN波動がでてきます。
短期売買とはいえ、目先のローソク足だけをみるのではなく、チャート形成のプロセスを観察しましょう。1~2時間とかで流れがかわるので、切り上げや切り下げを観察したいです。今日中に窓を上下どちらかに抜けるかわかりませんが、現在は特殊な空間にいますから、そんな時こそN波動を意識します。
窓開けで、これほどの値幅が出る相場は珍しいです。どんな値動きをするのか、しっかりトレードして経験値につなげてください。
※あと、今日は月末ロンドンフィックスですから、25時前後のポジションは注意です。急激に動きたときは、まず動き始めた方向へ順張りし、フィックスを過ぎたら逆張りをやっています。フィックス前、たとえば24:50とかに動き出して逆張りすると、つかまった場合は、あと10分程いっきに含み損拡大する可能性があります。逆張りは、フィックスを過ぎるまで引き付けています。もちろん相場によりますが、これを意識します。