チャート分析 PR

3つの節目

ドル買いが強いですね。ユーロ/ドル、ポンド/ドル、オージー/ドルが下落しています。昨日、ユーロドルが下落した箇所を見てみます。今回のポイントは、節目(ネックライン)です。

1分足です。

一つずつ見ていくと、
まず、20時から3時間かけて、95pipsほど下落しました。短期トレンドは第一波(上段)と第二波(下段)です。上段と下段は同じ値幅で、チャート上のBで、2倍の値幅達成です。これは、E計算です。第一波(上段)は、小さな3段下げで形成されています。リアルタイムでは、Aを下抜けたときに、「第二波くるかな」、と気付ければ問題ないと思います。実際、Aを下抜けるまでは第一波かどうかも分からないです。

突然値動きが早くなり、長い陰線を出し始めたのを見て気付くと思います。あとは、Aの15pips上に黄色のラインがありますが、ここが2日前の安値で小さなネックラインです。S波動が出始めてAを下抜け、という流れになるので、Aで下抜ける前にこのネックラインを見ていれば第二波の心構えができます。

※リアルタイムで相場を見ていると、「もしかしたら」の連続です。テクニカル的な根拠を見つけることで、「もしかしたら」の自信が上がってきます。

さて、Bで値幅達成、すぐ下にストップロスがありました。
Cの、1.1820です。ここで反発するかどうかですね。その判断は、1時間足を見てください。

ABCと、節目が3つありますね。
トレンドが発生して、C→Bの節目を2つブレイクしたあと、大きな3つ目の節目Aをブレイクするか、というポイントでした。今回は、すでにトレンドが発生して値幅達成していました。その上で、直近安値A(ここがストップロスという強い支持帯)にきています。

節目の役目は、2つでした。

1.トレンドを止めるため
2.トレンドを発生させるため

Aの価格帯に到達するまでに、トレンドが発生していたので、「Aに到達させるためのトレンド」という可能性が高いです。つまり、Aでは、トレンドを止めるための節目になります。ストップロスが無ければ、下抜けていたかもしれません。ストップロスがあったので、大きな節目になっていました。トレンドが出たら、「3」という数字が大事です。

今回は、

3つ目の節目で反転するか、
3つ目の節目をブレイクするか、

ということです。

ちなみに、デイトレードでショートする場合、昨日のチャートを見て下げ始めたらショートする、というのは不可能です。前日までに、下げ目線でいる必要があります。もしかしたら下降トレンド回帰するかも、という想定から、やはり下げ始めた、という切り替えになります。その、もしかしたらは前日までの流れを把握することです。
これは、スキャルピングとデイトレードの違いになります。