チャート分析 PR

トレンドの違いを認識

トレンドには、いくつかの種類があります。
今がどの種類なのか、理解できると相場に応じたトレードができると思います。

そして、トレンドには「強いもの」と「弱いもの」があります。
前者は、ボラティリティ・リクイディティを伴ってマーケットの注目度もありますから、誰でも気づきます。下降トレンドなら、下記のようなチャートです。5日で400pipsの下落となった去年のユーロドルです。

移動平均線を見ると理解しやすいです。
ABCは、それぞれパーフェクトオーダーで、戻り売りや安値ブレイクのポイントです。ここでショートしていれば、利幅が稼げます。強烈なトレンドといえるでしょう。直近の安値を更新したら、下に値幅を出している点がポイントです。ABCは、パーフェクトオーダー回帰したエントリーポイントで、私が好みのショートポイントです。

では、今週のユーロドルを見てみましょう。
同じく15分足です。

上昇トレンドではありますが、高値を更新しても、ほぼ全押しに近い下げ方です。
高値ブレイクしても急反転する。ボラティリティ・リクイディティが増加しません。

しかし、少しづつ高値と安値を切り上げていることは確かです。5日で120pips上昇していますから、上昇トレンドなのでしょう。特徴は、トレンドが緩やかである点です。流れを把握するのは難しそうですが、下記のようにチャネルラインを引けば簡単にわかります。

流れを把握するのが簡単でも、だからといってトレードで勝てるわけではありません。全く別の話です。

さきほどのトレンドとは種類が違いますから、トレード内容も変えなければなりません。後者は、パーフェクトオーダーからロングしても、高値掴みになりますから、下げたところでロングしないとダメですね。前者とはトレード内容が大きく異なります。

どこもかしこもエントリーして勝てるのが理想ですが、実際はそうなりません。
相場に応じて、トレード方法をかえて利益を出せるようになると収支も安定してくるのでしょう。同じやり方をしていると、相場が変わると勝てなくなります。まずは、今の環境を分析し、どういうトレードができそうかを考えることから始めたいと思います。