3つのM|大損しても退場しなかった理由
2026年4月の介入トレードで失敗してから、ドル円は含み損ポジションを抱えています。今回の介入では、一時的に-700万円という過去最大の含み損を抱えました。
毎日毎日、1回のトレードで数千円~数万円という薄利しかとっていないのに、たった1回のトレードでこれだけの含み損をかかえるのは、大損にほかなりません。
なぜこうなったかというと、理由は明白です。それは、手法ではなく値ごろ感でトレードしたからです。そもそも、今回に限らずトレードで必要なものは次の三つのMであり、それが欠けていたという話です。
1.手法(Method)
2.資金管理(MoneyManage)
3.メンタル(Mental)
今回は、このうち手法が欠けていました。
そして、これほどの含み損をかかえながらも、強制ロスカットや退場を避けられた理由も、3つのMにあります。それは、手法は欠けていたのに、資金管理をきちんと行なっていたことと、メンタルを大きく崩さなかったことです。
資金管理には、攻める資金管理と守る資金管理があります。攻める資金管理は、機能しませんでした。しかし、守る資金管理がきちんと実行されていたと思います。私が実践している守る資金管理方法は、FX口座に入れる資金を制限し、必要以上にポジションを建てられないようにすることです。金額では1,000万円から1,500万円しかFXの口座に入れていません。
トレードで利益が出たら、それを再投資するのではなく出金しています。つまり、複利ではなく単利運用しています。複利運用して成功すれば、倍々的に資金は増えていきます。しかし、資金が増えたからといってロットも増やし続ければ、それまで積み重ねた利益を、一度の大損で吹き飛ばしてしまう可能性もあるのです。
やはり、トレードで生き残るためには、資金を残しておかなければなりません。長年トレードしていると、今回のように大損することが、やはり起こるのです。専業投資家を16年やっていて、わずか一度だけなのですが、この1回で資金を失ってしまうと、すべてが水の泡です。ですから、利益は出金し単利運用としています。
最低限の証拠金しか運用していないので、含み損はあくまでも余裕資金の範囲でした。そのため、メンタルを大きく崩さずに済んだのです。
これは私の個人的な資金管理方法なので、複利で運用して別の資金管理方法を行ない、退場を防ぐことができれば、その方法で問題ありません。想定外のことがあったとしても、資金を守れる措置を取っていればいいわけです。
話を戻すと、3つのMのうちどれかが欠けていると、トレードで勝ち続けることは難しくなるでしょう。3つとも揃って初めて勝てる土俵に立てるのです。一つが欠けていると、やはり勝ち続けることはできないと思います。ただ、一つが欠けていても、残りの二つで退場は防げます。3つが欠如しているのは話になりません。
今回の私のように、一つが欠如しているだけなら、別の二つが救ってくれます。常に3つを意識して、トレードしてみてください。3つのMは、利益を上げるためだけでなく、失敗したときに自分を守るためにも必要だと思います。利益が出ている人こそ、気が緩んで、3つのうちどれかが雑になっているかもしれません。



