トレードスキル PR

逆張りはラインと組み合わせる①

エンベロープを使った1分足のスキャルピングは、順張りと逆張りで区別すると、「逆張り」になります。15分足や1時間足などの上位足では順張りになるかもしれませんが、1分足では「必ず逆張り」です。

逆張りだと、エントリーして損切り、エントリーして損切り、という連敗になることがあります。連敗する可能性は、どんな手法でも同じです。順張りでも、デイトレードでも、間違った見方だと連敗します。しかし、逆張りスキャルピングの場合、数分から数十分という超短時間で連敗するので、あっという間に負け込むことになります。短期間の連敗は、資金が急激に減った印象を受けるので、避けたいですね。

連敗を避けて勝ち越すために、私がエンベロープを使った逆張りスキャルピングで気を付けているのは、次の2点です。

1.ゾーン①②では、あまりエントリーしない
2.他のテクニカル分析と組み合わせる

さらに詳しくはトレード手法をどうぞ

【1について】

逆張りのモットーは、移動平均線から乖離したとき(オーバーシュート)、移動平均線に戻ろうとする力を利用します。そのため、移動平均線から乖離するほど、期待値は高くなります。ゾーン①②よりも、ゾーン③④⑤の方が、勝率が高くなるのは明らかです。そのため、ゾーン①②はなるべくスルーするようにしています。

トレード数は、かなり少なくなります。しかし、ゾーン③④⑤だけでスキャルピングするなら、トータルで負け越すことは無いと思っています(自信過剰はいけませんが)。

【2について】

エンベロープのゾーンは、移動平均線からの乖離を見やすくしただけです。エンベロープが相場で機能しているのではなく、移動平均線から乖離したから反転しているだけ、と考えています。そのため、エンベロープだけ見ていると、勝つことはできません。ボリンジャーバンドや一目均衡表など、特定のインジケータだけを見て、トレードで勝つことができないのと同じです。

そこで、他のテクニカル分析と組み合わせます。テクニカルと言っても、私はチャートパターンやラインしか使いません。斜めのライン、真横のライン、を組み合わせます。逆張りなので、反転するポイントをラインを引いて待つ、ということです。ラインにあたって、反転するのをエンベロープと組み合わせます。

例を見てみましょう。

昨日は、月末のロンドンフィックスなので、24時前後で大荒れでした。ポンドドルの1分足を見てください。

Aまで、30分で100pips以上押し目無く上げました。押し目が無いので、ショートしていると負けます。ただ、Aのポイントは、ラインが引けていました。このラインは、レジスタンスラインになります。ゾーン⑤は、勝率が極めて高いときです。さらに、レジスタンスラインにあたると、反転する確率が、より上がることになります。今回は、レジスタンスラインのタッチまで数pips手前で反転していますが、このようなポイントで逆張りすると、期待値が高いです。私は、ポンドドルを見ながらポンド円でトレードしてトータルで負けましたが、Aのポイントだけは勝てました。

このAのポイントを、4時間足を見てください。

直近の高値であることは、明確ですね。つまり、レジスタンスラインになります。このように、エンベロープとテクニカルを組み合わせることで、根拠が2つになり、期待値が高まります。トレード前にチャート分析をして、ラインを引いておけば難しいことはありません。

ゾーン⑤で、月末ロンドンフィックスという極端な例ですが、考え方はどの相場でも同じです。エンベロープの他に、ラインを引くと期待値が高くなるので逆張りスキャルピングにおすすめです。