昨日は、ロンドン前半のEUR/USDブレイク時に、ストップロスと節目をチェックせずに気軽にエントリーしてロスカットを喰らいました。-10万円程度ですが、基本的なチャート分析をせずに望むと、ブレイク時に必ず負けています。本当に負けパターンって同じです。
さて、今回はチャート分析から少し違う目線です。どんなチャートを見ているか、という点です。同じ1分足を見るにしても、今までの経緯をどれ位把握してトレードに望めているか。チャートを見て下さい。昨日のEUR/USD1分足で、期間は朝11時から夜12時まで、13時間分の1分足です。
目の前のトレードをやっていると、直前までの1分足の「その日の経緯」って忘れがちです。しかし、このように1日分の1分足を見ると、トレンドとレンジが一目瞭然ではないでしょうか。そうすると、ラインが引きやすくなったり相場の情報がパッと見て入ってきます。
テクニカル分析は「視覚情報」がとても大切ですので、このように見る事も大切です。1日の初め、途中で見たり、1日の終わりで見ると、テクニカル的に発見は必ずあるはずです。昨日の私のように、チャートをチェックするのは怠りがちです。ですので、パッと見て一瞬で情報を把握するように仕向ける事も大切ですね。
1分足を12時間とか表示すると、チャートは2画面必要になりますがそれに見合う情報量です。16:00~22:00までの6時間は下落トレンドって一目で分かります。チャートは形ですので、視覚的に自分にいかに訴えてあげるか、とても重要です。掘り下げると、頭の体操とか脳科学になってしまいますが、人間は知っている物の形、情報や色で目に見えるものを捉えようとします。
FXは値段が動いていて数字の世界のはずなのに、私たちのような個人トレーダーって数字ではなくチャート、つまり形を見てトレードしています。ローソク足は形です。チャネルラインも角度をつけた平行線ですね。トレンドラインも線です。線は数字ではなく、形です。インジケータも形です。数字として売られ過ぎ買われ過ぎの判断を、視覚的に分かりやすく表示しています。移動平均線も、数字を掛けたり割ったりして、1本の線、つまり線というたったひとつの形にしている訳です。