今日は今のところ、ユーロのストップロス以外は大きな動きはありませんね。数分前のADPで反応したので、この後期待したいと思います。今日は、この「ストップロス」について。
ストップロス注文とは、大口の機関投資家の逆指値(損切り)と考えれば分かりやすいと思います。逆指値に引っかかると反対売買を強いられるため、トレンド方向へさらに弾みをつけてブレイクします。どの値段に機関投資家が逆指値注文を出しているのか、私たち個人投資家も今は把握する事ができるのです。予め、どんぴしゃの価格が分かっているので、利用しない手はありません。
私はヒロセ通商とJFXのニュース配信で常時確認しています。下記のような情報です。
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121.20円 超えるとストップロス買い
120.75-80円 断続的に売り
120.50 売り厚め
119.75 売り
現在値 20:32 119.43円
119.20 買い
119.00 買い厚め
118.75 割り込むとストップロス売り
118.50 買い厚め・割り込むとストップロス売り
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赤文字が注意すべきプライスです。トレード前にチェックしておき、チャートに水平ラインを引いておきましょう。典型的な値動きとなったのは、2/26(木)22:50のEUR/USD1分足です。
1.1270にストップロス注文があり、ここを抜けたらあっという間に下抜けしました。また、その下1.1250にもストップロス注文があり、同時にこの2つの防波堤を破りましたね。2分間で45pips下落しています。これがストップロスブレイク時の典型的な値動きです。1.1270と1.1250はわずか20ピップしか値幅がなく、ストップロスを巻き込み続けるゾーンとなります。
このように、注文が狭くストップロスの「ゾーン」が発生する事は稀ですが、発生している時は要注意です。1.1270を巻き込んで下落すると1.1250のブレイクも目指してきます。これが、次のストップロスが50ピップとか80ピップとか先にあると、1回でブレイクする事はほぼありません。ストップロスを引っ掛けるのは、短期売買派の機関投資家が仕掛けてきます。短期派という事は、ブレイクさせたらすぐに勝ち逃げをします。勝ち逃げという事は、決済をしますので急激に反転するという事です。
ショートで下値ブレイクさせたら、すぐに買い戻して逃げる。つまりショートと同じ注文量が買いで入るのと同じですのでV字回復するという事です。戦略はもうお分かりですね。
■ストップロス直前では逆張りは厳禁
■ブレイクした次のストップロス注文との値幅を見る
近くにまた注文が控えていればそこをあっという間に抜ける可能性があります。
■1分で数十pipsブレイクする可能性
■しっかりブレイクしたら逆張りでエントリー
数十pipsと曖昧なのは、そのストップロスがどれだけ意識されているかによります。今回のEUR/USDは数週間前からずっとストップロスが置かれていて、何回もブレイクに失敗していましたので相当意識されていた事は事前に分かっていました。
添付画像のEUR/USD1時間足を見て下さい。2月分の1時間足です。
1.1270が強烈な価格だったのは一目で分かりますね。2月の1週目で抜けず、その後何回もつけにきています。ほぼ急反転するので、きちんと引き付けていれば勝率は相当高くて利幅も取れます。ストップロス注文がある事を知っていたかどうかです。手法ではなく、「情報戦」という事になりますね。
この時のトレード履歴です。
1~2分で分割売買しています。最大で-12~13pips位は含み損を抱えたポジションもありました。ぴったり底でロングを入れるというのは至難の技ですので、これ位の値幅は想定内での分割です。
150万通貨以上保有してリターンを求めたトレードでもありました。期待値が高いポイントで枚数を張るという事でもあります。